碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

イーペン祭も終わり・・

2016-11-19 11:11:59 | 日記風雑感
毎年11月の満月の日に行われるイーペン祭は国王の逝去で、どうなるのかなかなかわからない状況でしたが、土壇場になって去年と同じような形になった。パレードまでやることになったのですが、服装は白黒の服だそうです。観光業者の突き上げが強かったのか、稼ぎ時を棒に振ることはできないと判断したのか、結局は事前の中止情報に振り回されたひとが多かったと思います。そのせいか、去年ほどには盛り上がらなかったようなように見えました。ピン川に沿って人出は多かったものの、ぎっしり歩道を埋めるほどもなく、コムローイ(ランタン)を夜空に飛ばす数も去年よりは少なく思えた。そんな中、ウォーと叫ぶと狼男になれるのではないかと思うほど、夜空に浮かんだお月様だけが張り切っていた。スーパームーンに少し感動でした。  











ここで二句

灯明に 託す願いや 月に満つ 

灯明を 見下ろす霊は 迷い月

いろいろたいへんなんすから

話は変わって、チェンマイ大学の人文学部日本語科主催の学生による、チェンマイ観光案内の行事がありまして、初めて参加しました。訪問したのは、タイの古民家を集めた博物館と、ワットドイカム(ドイカム寺)と、途中昼食をはさんでクン村の焼き物工場です。お目当ては焼き物作りを体験できるクン村です。学生5人お客さん6人で一台のソンテウを貸切って回ってきました。学生は男子一人女子4人で会話はもちろん日本語ですので、不自由はなく、たいへんよかった。学生は大概日本での留学経験があり金沢や能登へも行ったという学生もいたので、そっちの話題でもりあがることもあり、楽しい時間をすごすことができました。



 

高床式の木造家屋です、中央の小さい建物は梯子がなく泥棒が入れないような構造になっている。倉庫として穀物を入れていたらしい。屋根は木葺か葉葺きで周りに大きな樹木を植えて日陰にしている。水は土器の甕に汲み置きする。









反対側から見ると筒状の大砲のように見える、さながら音の大砲でしょうか。





ワットドイカムは黄金の寺という謂われがある。宝くじが当たるということになっている。





昼食を食べたレストランはロイヤル・プロジェクトキッチンで、タイらしくなくおいしい料理だった。


















この道うん十年のベテランの職人さんです。手先で回す小さなロクロに粘土を乗せて、うまく成形してゆきます。我々もまねをしましたが、ロクロが悪かったし、粘土が足りなかったし道具が使えなかったので、ものになりませんでした。もちろん修行が足りないのはあるのですが。この形は日本では瓢型つまりヒョウタンの形というのです。ロクロで成形するものでも難しい形です。このおばさんは途中で粘土を継ぎ足していたけれど、素焼き程度温度800度なら、いいんですが、高温の磁器などは途中で粘土を継ぎ足した場合空気が入って破裂する危険があるので、一気に成形する必要があります。その場合生地の厚さが均一になるように、計算しながらロクロ引きをしなければならないし、すべて同じ形にそろえるのも技術が要ります。長年の経験がないとできません。ワシはもちろんできません。理屈をこねるより土をこねろというのが焼き物に携わる人の心得です。反省。









うしろにそびえる大きなナムトン(水指、水瓶)がここの村で作られる焼き物の代表的な形です

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1 コメント

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いいね・・!! (TN)
2016-11-20 18:07:48
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星が多くみえる様ですが・・!!
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