碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

きのこが生えまくっている

2019-12-23 22:33:53 | 日記風雑感

天気もいいしバイクで遠出した。相変わらず相乗りで後ろに家内を乗せて北へ向かってアクセルをふかした。時速70kです。バイクの性能もありますが、このあたりが限界です。片側3車線の107号線をとばして一気に1069号線の脇道からモンチェムへと行く予定ではあったが、途中にあるタイ家屋の喫茶店に立ち寄りました。ここは3年ほど前に新築されたのですが、年々規模が大きくなって、敷地の周りには宿泊用のロッジがいくつか出来ていた。花壇や大きな樹から吊り下げられたブランコや日当たりのいいベンチや竹で編んだ小道などが施されリゾート施設化していくようだ。何にもない山奥に誰が来るのか知りませんが、最近の傾向です。道沿いの土地はどんどん変貌していくのがわかります。タイは今バブル経済に突入したのかと思うくらいその変化が速い。活気があるといえばいいふうに聞こえるが、山の民はリゾートブームにそそのかされているのではないかと心配になってきます。モンチェムあたりの人々は数年前までは自給自足で畑を耕し動物を飼っていたのですが、商品作物の栽培が始まり、規模が拡大し、全山トウモロコシ畑になり、現金収入はふえたが重労働を強いられて、身体を壊してしまったり、子供は重労働を嫌ってみんな町へ出ていくし、家族の崩壊から、容易に犯罪に走るようなことになりつつあるという状況らしい。最近はリゾート開発の甘い囁きに乗って畑の土地を手放すのでしょうか、いたるところにロッジやテントがキノコのようにいっぱい生えてきているのです。ワシが愛したモンチェムはもう白いテントのキノコに占領されつつあります。一面のコスモス畑はなくなって、かやぶきの家は四角い箱のようなロッジになり来年はもう段々畑の半分はなくなっているかも知れません。そんなものは見たくもない、開発すればするほどこの地を愛する人たちは遠ざかっていくだろう。それが時代の流れだというかも知れないが何とも残念です。






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