碧空の下で

人生の第四コーナーをまわって

中国よ恥を知れ

2007-09-27 22:07:50 | 日記風雑感
ミャンマーについて、ついに来るべき 時が来た。弾圧に抗して、デモに参加した 民衆、僧侶10万人民主化を求めて、血の抗議 に立ち上がった。かつて、1000人の死傷者を 出した抗議運動を経験したにもかかわらず。 再び立ち上がった。軍政による弾圧は、容赦なき ものであるにもかかわらず、人びとが、抗議 の意志を表したことは、もはや、軍がどれだけ 弾圧しようと、民主化の流れはとめることが できないのだ。その . . . 本文を読む
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ネパールのビール

2007-09-21 22:26:46 | 日記風雑感
この話は、吉田直哉氏(元NHK主幹)のエッセイより転載しました。悪しからず。 4年もまえのことだから、正確には「ちかごろ」ではないのだが、私にとっては、昨日の出来事よりずっと新鮮な話なのである。昭和60年の夏、私は撮影のためにヒマラヤの麓、ネパールのドラカという村に10日あまり滞在していた。海抜千五百メートルの斜面に、家々が散在していて、張り付くように広がっている村で、電気、水道、ガスといった、い . . . 本文を読む
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小さな寓話

2007-09-13 21:22:16 | 日記風雑感
「やれやれ」と鼠がいった。 「この世は日ごとにちぢんでゆく。  はじめは途方もなく広くて恐ろしいほどだった。  一目散にはしりつづけていると、そのうち、  彼方の右と左にかべができて、ホッとした。  ところが、この長い壁がみるまに合わさってきて、  いまはもう最後の仕切りで、どん詰まりの隅に  罠がまちかまえている。走りこむしかないざまだ」 「方向を変えな」と猫はいって、パクリと鼠に食いついた。 . . . 本文を読む
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アベシンドロス大王

2007-09-13 20:31:00 | 日記風雑感
アベシンドロス大王が青年のころの 赫々たる戦果にもかかわらず、 また、自分が育て上げたとびっきりの内閣にも かかわらず、さらには自分のなかに感じていた 世界変革の意欲にもかかわらず、ヘレスポントスの 手前で、とまったきり、ついにはそこを渡らなかった ことはあり得ることなのだ。しかも、怖れや、 不決断や、病気のせいでなく、おのれのからだの 重さのせいで。         フランツ・カフカ      . . . 本文を読む
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アレクサンドロス大王

2007-09-06 22:04:00 | 日記風雑感
アレクサンドロス大王が青年のころ赫々たる 戦果にもかかわらず、また自分が育て上げた 飛び切りの軍隊にもかかわらず。さらには 自分の中に感じていた世界変革の意欲にも 関わらず、ヘレスポントス(ダーダネルス海峡) の手前でとまったきり、ついにそこを渡らなかった ことは有り得ることなのだ。しかも、怖れや、 不決断や、弱気のせいではなく、おのれの体の 重さのせいで。            フランツ・カフ . . . 本文を読む
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テロルの季節2

2007-09-04 22:30:31 | 日記風雑感
この度のカトマンズ同時爆破テロは深刻な 局面に入ったネパールの政治状況の口火に なるかもしれません。今までの、マオ派の武装 闘争や爆破行動とは完全に違って、国籍、民族 党派、階級、宗教、など一切関係なく、行われた 無差別テロです。バス停に仕掛けられた爆弾で 死んだのは、生徒です。ついにパンドラの箱の 蓋が開けられたのではないでしょうか。 今まではマオ派の武装闘争であっても、外国人は その対象にはな . . . 本文を読む
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テロルの季節

2007-09-03 21:27:18 | 日記風雑感
ネパールはカトマンズの街中で、爆弾テロが 起きたらしい。犯行声明はタライのインド系ネパール人 から出されたそうです。暫定政府が総選挙を延ばしている この際にインド系のタライ住民への差別に対する 反撃に出たのかもしれない。それとも、裏では ひょっとして、王党派の暫定政権に対する、ブラフかも しれません。タイミング的には国王が市内の王宮を出て 郊外の離宮に移った後に事件が起こった。 これで、マオ派はど . . . 本文を読む
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人を喰った話2

2007-09-01 20:43:30 | 日記風雑感
今は亡き開高健著「最後の晩餐」より これはもう、食肉工業と言いたいような 発達ぶりである。数百の臼をならべ、良民を 生きながら砕き、碾き臼でひいて骨ごと食べたと いうのである。カルシウム分の多い、ちょっと ザラザラ歯ごたえのあるタルタルステーキかハンバーグ というところ。しかも、この賊を討伐に出かけたはずの 官軍がおなじように良民をとらえ、それを賊軍に 売りつけて金に替えていたという。このあたり . . . 本文を読む
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