9月末、用事があって北海道へ。2回目の北斗星。
◇寝台特急「北斗星」が郡山駅に入線
北斗星塗色のEF510に牽かれて郡山に到着。牽引機がEF81からEF510に替わったのはこの年で、これでしばらく(北海道新幹線開業以降も)北斗星も安泰かな!?と喜んだのであったが、わずか5年で廃止されてしまうとは。
ところで、当時山形市在住の私が仙台ではなく、わざわざ郡山から乗車したのは食堂車(グランシャリオ)を楽しむため。予約なしでに利用できるパブタイムは22:30がラストオーダーなので、福島(22:29発)から乗り込んでは間に合わないのだ。
乗車後、すぐに食堂車に向かうが、満席のためロビー室でしばらく待つ。22:30直前に「相席でよろしければ~」と案内され、念願の食堂車へ。今日の夜食はビーフカレー、確か1,200円也。
相席となったお兄さんは、「北斗星を乗ること」が目的とのこと。言い換えれば、北海道には興味が無く(?)、札幌到着後に観光する予定も無いらしい。帰りは「ロイヤル」と「ディナー」をゲットできたということで、それまで何泊かビジネスホテルで待つという。んんん・・・すごいけど、まねできない。
深夜の食堂車に、静かな時が流れる。
ちなみに、この少し前、食堂車のスタッフさんと車掌さんがまかないとしてマーボー飯らしきものを召し上がっていた。
深夜のロビー室。食堂車を待つ人の列もなく、こちらも静かに時が流れる。
今夜の部屋はB個室ソロ(旧タイプ)1階室。明日も早いので、おやすみなさい。
◇函館で牽引機をDD51重連に交替
そして朝がやってきて、函館に到着。晴れ空のもと、みんなで連結作業を見守る。ここから約4時間半、まだまだ北斗星を楽しめる。
◇スーパー北斗、スーパー白鳥もスタンバイ中
北斗星は、およそ20分後に発車する「スーパー北斗1号」に追い抜かれる。最高速度130km/h、函館~札幌を3時間ちょっとで疾走していた時代なのである。
朝食も贅沢に食堂車で。今回は和食を選択、1,600円也。
落部駅で「スーパー北斗1号」の通過待ち合わせ。
◇終点札幌に到着
郡山から13時間余り、11:15に終点札幌に到着。寝るのも寝ないのももったいない、そんなあっという間の旅が終了。