鉄道写真の振り返り 2010年 その9

2023-06-22 | 鉄道写真の振り返り
せっかく北海道に来たので、合間の時間に北海道の車両を見物する。

まずは、最強の通勤型ディーゼルカー、キハ201系。今は無き周遊きっぷを活用し、江別まで乗ってみる。

江別駅で折り返しの準備中。キハ201系は、731系電車と併結運転するため、電車同等の走行性能を有している。この列車はキハ201系単独での運転。高い走行性能の一端を楽しむことができる・・・と期待したが、先行する列車がやや遅れたのか、若干トロトロ運転だったのが残念。

ところで、キハ201系は函館本線の小樽を跨いだ非電化~電化区間の直通が車両開発の大きな目的だったはずで、長万部~小樽が廃止されたら、いよいよ存在意義がなくなってしまうような…(今となっては、決して新しい車両ではないが)。

若干時間は前後するが、札幌駅にて、各方面からやってくる特急列車を見物。


釧路から到着したキハ283系、特急「スーパーおおぞら4号」。この頃は、振り子機能をガンガン効かせ最高速度130km/hで走破していたが、翌年(2011年)の車両火災から雲行きが怪しくなってくる。

続いては、網走から到着したキハ183系、特急「オホーツク2号」をお出迎え。


先頭は「スラントノーズ」のキハ183-200番台(出力増強車)。


逆サイドはキハ183-1500番台。屋根付きホームの札幌駅は、外光の有無による明るさの差が大きくて、露出を合わせるのが難しい・・・。

稚内からのキハ261系、特急「スーパー宗谷2号」。キハ201系と同様の大出力と車体傾斜機能が特長。先頭側面に表示された「Tilt」が高機能をPRしていたのだが・・・今は車体傾斜の使用を取りやめ、「Tilt」のロゴも「HET」に変更されている。

発車を待つキハ281系、特急「スーパー北斗12号」函館行き。
道内特急では一番乗車機会が多かったキハ281系。もちろん、選んで乗っていたからではあるのだが。

アナログな乗車位置案内板。今となっては懐かしい「スーパー○○」が3つ並んでいる。そして、憧れのまま消えてしまった「トワイライトエクスプレス」も・・・。

ラストは八戸駅に到着した789系、特急「スーパー白鳥30号」。東北新幹線が八戸止まりだった8年間(2002~2010年)の限定ではあったが、やはり乗車機会はそれなりにあった。むしろ、485系充当の「白鳥」は、北海道新幹線開業間際に(しぶしぶ)1回乗っただけだったと思う。

あれから10年以上が過ぎ、北海道新幹線の開業による変化に加え、車両の置き換えやスピードダウンの影響もあって、上の特急列車の写真は過去の風景となっている。一番のビックリは、キハ283系のオホーツクへの転用。引退したキハ281系より若干新しいとはいえ、その差は数年。なかなか北海道に行く機会に恵まれないが、機会を作って乗ってみたいと思っている。