鉄道写真の振り返り 2011年 その1

2024-02-23 | 鉄道写真の振り返り
改めて言うまでもなく、大震災により鉄道にも大きな影響・変化が訪れた2011年。まずは、震災前の話題から。

この年の3月5日から、E5系「はやぶさ」が運転を開始したが、それに先立ち試乗会が催された。私は試乗には申し込まなかったが、ちょうど用事で東京方面に出かけており、2月19日にその様子を見物することにした。


小山駅を通過する、露払い的なE3系+E2系「こまち・はやて15号」。
私も撮影テスト。

その9分後にお目当てのE5系が通過。タイミングが合わず、編成全体が入らず残念。

後追いで、何とか全体が入った。逆サイドでこれをやりたかったのだが、うまく決まらないのが腕とハートの問題。

その3分後、シルバーのE3系+E4系時代の「つばさ+Maxやまびこ113号」が通過。E4系は既に引退し(といっても予想外に延命したが)、E3系も世代交代が近づいている。

さて、小山から大宮に移り、もう少し近くからE5系を眺める。

この日はイベント専用ホームと化していた(?)15番線に停車中のE5系を眺める。それにしてもピカピカだ。


ちなみに、このときは15、16番線に向かう階段の昇り口には係員さんが立っていて、試乗会の当選者以外はホームに立ち入ることができないようになっていた。


E5系の隣に200系「なすの272号」がやってきた。(13:17)
最古参の200系は、E5系と入れ違いぐらいで引退したように思っていたが、資料を見直すと200系の定期運転引退は2013年3月なので、約2年間一緒に走っていたのだった。E5系も運行開始から13年、もちろんまだまだ主力あろうが、あと数年も経つと引退する編成も出てくるのだろうか。

さて、E5系の発車まで、ホームの小山・仙台方で、大宮駅に到着する上り列車を撮影しながら時間を潰す。

E4+E3系「Maxやまびこ・つばさ112号」(13:28)

E2系+E3系「はやて・こまち12号」(13:39)

E2系「あさま568号」(13:44)


E4系「Maxとき324号」(13:52)

200系「たにがわ412号」(14:12)


E4+E3系「Maxやまびこ・つばさ114号」(14:28)

ここまで、かれこれ1時間以上同じ場所で待ち続けている。


たまに後方をふり返ってみたり。

そして、14:30、E5系の試乗列車はゆるゆると大宮駅を発車。
奥には、同じく定刻14:30発車の「あさま527号」の後ろ姿も。併走してくれたら、もっと盛り上がっただろう・・・。

試乗会に当選したラッキーな500名(?)を乗せて、一路仙台へ。

ところで、この直後(14:35)に上りの試乗列車が到着予定であり、本来であればこちらを狙いたいところであったが、この日、新潟に住む弟を訪ねるため14:38発の「とき327号」に乗る必要があり、泣く泣くホームを移動する。


18番線から様子を伺うが、残念ながらE5系を写真に収めることはできず。
(どこかのタイミングですれ違っているはずなのだが、全く記憶にない。)

さて、今回の写真をまとめながら、E2系+E3系の「やまびこ・つばさ」の写真をほとんど撮っていなかったことに気がついた。2024年3月のダイヤ改正から、E3系「つばさ」の併結相手はE2系からE5系に変わることが発表されている。ダイヤ改正までは、あとわずか。この三連休で撮りに行こうかな。

(昨年後半は何かとせわしなく、久々の更新でした。)

鉄道写真の振り返り 2010年 その9

2023-06-22 | 鉄道写真の振り返り
せっかく北海道に来たので、合間の時間に北海道の車両を見物する。

まずは、最強の通勤型ディーゼルカー、キハ201系。今は無き周遊きっぷを活用し、江別まで乗ってみる。

江別駅で折り返しの準備中。キハ201系は、731系電車と併結運転するため、電車同等の走行性能を有している。この列車はキハ201系単独での運転。高い走行性能の一端を楽しむことができる・・・と期待したが、先行する列車がやや遅れたのか、若干トロトロ運転だったのが残念。

ところで、キハ201系は函館本線の小樽を跨いだ非電化~電化区間の直通が車両開発の大きな目的だったはずで、長万部~小樽が廃止されたら、いよいよ存在意義がなくなってしまうような…(今となっては、決して新しい車両ではないが)。

若干時間は前後するが、札幌駅にて、各方面からやってくる特急列車を見物。


釧路から到着したキハ283系、特急「スーパーおおぞら4号」。この頃は、振り子機能をガンガン効かせ最高速度130km/hで走破していたが、翌年(2011年)の車両火災から雲行きが怪しくなってくる。

続いては、網走から到着したキハ183系、特急「オホーツク2号」をお出迎え。


先頭は「スラントノーズ」のキハ183-200番台(出力増強車)。


逆サイドはキハ183-1500番台。屋根付きホームの札幌駅は、外光の有無による明るさの差が大きくて、露出を合わせるのが難しい・・・。

稚内からのキハ261系、特急「スーパー宗谷2号」。キハ201系と同様の大出力と車体傾斜機能が特長。先頭側面に表示された「Tilt」が高機能をPRしていたのだが・・・今は車体傾斜の使用を取りやめ、「Tilt」のロゴも「HET」に変更されている。

発車を待つキハ281系、特急「スーパー北斗12号」函館行き。
道内特急では一番乗車機会が多かったキハ281系。もちろん、選んで乗っていたからではあるのだが。

アナログな乗車位置案内板。今となっては懐かしい「スーパー○○」が3つ並んでいる。そして、憧れのまま消えてしまった「トワイライトエクスプレス」も・・・。

ラストは八戸駅に到着した789系、特急「スーパー白鳥30号」。東北新幹線が八戸止まりだった8年間(2002~2010年)の限定ではあったが、やはり乗車機会はそれなりにあった。むしろ、485系充当の「白鳥」は、北海道新幹線開業間際に(しぶしぶ)1回乗っただけだったと思う。

あれから10年以上が過ぎ、北海道新幹線の開業による変化に加え、車両の置き換えやスピードダウンの影響もあって、上の特急列車の写真は過去の風景となっている。一番のビックリは、キハ283系のオホーツクへの転用。引退したキハ281系より若干新しいとはいえ、その差は数年。なかなか北海道に行く機会に恵まれないが、機会を作って乗ってみたいと思っている。

鉄道写真の振り返り 2010年 その8

2023-05-02 | 鉄道写真の振り返り
9月末、用事があって北海道へ。2回目の北斗星。



◇寝台特急「北斗星」が郡山駅に入線
北斗星塗色のEF510に牽かれて郡山に到着。牽引機がEF81からEF510に替わったのはこの年で、これでしばらく(北海道新幹線開業以降も)北斗星も安泰かな!?と喜んだのであったが、わずか5年で廃止されてしまうとは。

ところで、当時山形市在住の私が仙台ではなく、わざわざ郡山から乗車したのは食堂車(グランシャリオ)を楽しむため。予約なしでに利用できるパブタイムは22:30がラストオーダーなので、福島(22:29発)から乗り込んでは間に合わないのだ。
乗車後、すぐに食堂車に向かうが、満席のためロビー室でしばらく待つ。22:30直前に「相席でよろしければ~」と案内され、念願の食堂車へ。今日の夜食はビーフカレー、確か1,200円也。


相席となったお兄さんは、「北斗星を乗ること」が目的とのこと。言い換えれば、北海道には興味が無く(?)、札幌到着後に観光する予定も無いらしい。帰りは「ロイヤル」と「ディナー」をゲットできたということで、それまで何泊かビジネスホテルで待つという。んんん・・・すごいけど、まねできない。





深夜の食堂車に、静かな時が流れる。
ちなみに、この少し前、食堂車のスタッフさんと車掌さんがまかないとしてマーボー飯らしきものを召し上がっていた。



深夜のロビー室。食堂車を待つ人の列もなく、こちらも静かに時が流れる。





今夜の部屋はB個室ソロ(旧タイプ)1階室。明日も早いので、おやすみなさい。

◇函館で牽引機をDD51重連に交替
そして朝がやってきて、函館に到着。晴れ空のもと、みんなで連結作業を見守る。ここから約4時間半、まだまだ北斗星を楽しめる。



◇スーパー北斗、スーパー白鳥もスタンバイ中
北斗星は、およそ20分後に発車する「スーパー北斗1号」に追い抜かれる。最高速度130km/h、函館~札幌を3時間ちょっとで疾走していた時代なのである。


朝食も贅沢に食堂車で。今回は和食を選択、1,600円也。


落部駅で「スーパー北斗1号」の通過待ち合わせ。

◇終点札幌に到着
郡山から13時間余り、11:15に終点札幌に到着。寝るのも寝ないのももったいない、そんなあっという間の旅が終了。




鉄道写真の振り返り 2010年 その7

2023-03-12 | 鉄道写真の振り返り
おっとっと、2010年その4に載せようとしていた話題を忘れていた。
2010の春をもって引退した400系の写真をいくつか。

引退間近の400系を見に、ふらりと山形駅まで散歩した。

400系は窓が広幅で、乗っていて開放感があった。柱が目の前に来ないように席番を吟味したのも今は昔。(指定席となる12~15号車は、ドア側の1番のみ小窓で、2-3番、4-5番…で窓を共有するようになっていた(はず)。)

つばさロゴは、銀塗色時代のE3系にも引き継がれた。

新幹線車両で、前照灯が窓上に配置されたのは斬新であった。
曲面ガラスで構成された運転台も「近未来的」に感じられたが、改めて眺めると年季が入っている。


最後まで残ったL3編成。

霞城セントラルの展望ロビーから。

少し離れて見ているからか、スタイルの古さは感じない。秀逸な車両であったと思う。

先述のとおり、窓の大きさもあってE3系より400系が好みであったが、東北新幹線区間でE4系と併結運転したときに揺れが多く感じられる(特にブレーキ時?)のが個人的に残念であった。





鉄道写真の振り返り 2010年 その6

2023-01-29 | 鉄道写真の振り返り
今年こそ、月1回は更新しよう・・・ということで、滑り込みの書き込み。

何の用事だったかは忘れたが、7月に東京に行ったときの写真をいくつか。
はじめに、京葉線潮見駅。


◇京葉線205系

◇武蔵野線205系

どちらも私が中学生の頃の登場で、当時は「新しい顔の205系が出た!」と思っていたが、その後、改造車とはいえ、21世紀になってさらに新しい顔が登場するとは・・・。

◇E257系500番台、特急「さざなみ」
内房線からやってきた「さざなみ8号」が東京駅京葉線地下ホームを目指す。この時点で、既に内房線の特急が減っている感はあったが、館山発着の定期特急が消滅してしまうとは予想していなかった。

次に、東京駅にて。

◇黄色帯のE4系と赤帯のE2系が並ぶ
左は「Maxとき」、右は「あさま」が折り返しの出発準備中。どちらも過去のものに。

◇続いてやってきたのは200系「とき」
新潟からノンストップでやってきた「とき314号」。2010年にして上り最速達列車(新潟→東京、所要時間1:40)が旧型の200系というのが少々驚きだが、どうせ240km/h以上出さないから車種は関係ない!といった感じだったのだろうか。今(2023年1月)現在、同時間帯の速達列車である「とき312号」はE7系で、途中大宮停車で所要時間1:38、新型車両の加速力を活かしている感じ?来る2023年3月のダイヤ改正では、ついに上越新幹線も最高速度が275km/hに向上し(ある意味、昔に戻り??)、所要時間が1:31になることが発表されている。

◇200系のサイドビュー
運転席の窓はリニューアルされており、ある種400系よりもスマート??


◇東京駅20番線に入線する「たにがわ」
オリジナル(リバイバル)カラーのK47編成。

◇折り返し「とき」に向け車内整備中
使われなくなって久しい10号車(222形)の自動解結装置。元の先頭形状を極力損なわないように、との配慮に見え、涙ぐましく感じられたのだ。
そもそも、400系(とE3系)のために自動解結装置を後付けしたのに、いつしか400系は併結相手をE4系に変え、しかも200系より先に引退してしまった・・・。