この年のトピックスとしては、まず、祖父母とともに四国まで旅行したこと。4泊5日の旅だったが、実質四国にはほとんど滞在しておらず、往路東海道新幹線・瀬戸大橋経由で一気に四国入りした後、高松→小豆島→赤穂→大阪→敦賀→福井→上越と少しずつ戻ってくる行程であった。
旅のメインは、やはり瀬戸大橋。快速マリンライナーのグリーン車最前列を確保してくれた祖父に感謝か。さらに、初めて乗った東海道新幹線0系の食堂車でハンバーグを食べたことも良い思い出。次の機会は100系の2階建て食堂車!と期待が膨らんだが、チャンスは訪れず食堂車は無くなってしまった。
写真は、フィルム2本分あったと思うのだが、1本目の大阪までの写真が見当たらない(プリント、ネガとも)。ということで、多少残念ではあるが旅の後半(2本目)となる福井からの写真をいくつか。
おそらく475系電車(クハ455)、福井駅にて
当時、東北の電車はクリーム地に緑だったが、北陸は白地に青で、ヘッドマークが付いていることがうらやましかったのかも。
福井駅に入線する485系白鳥13号(これは自信あり)
上沼垂(かみぬったり、現:新潟車両センター )所属のグレードアップ改造車。先頭車は1500番台だったのね。内装も、座席部が1段高くなっていたり、電光案内表示器があったりと、地元を走る同じ485系つばさとの格差にびっくりした記憶がある。
直江津駅で遭遇した485系、(スーパー)かがやき号
旅行の前年(1988年)に運転開始された特急列車。新幹線接続に特化して、長岡~金沢間で運転された。その割り切り感(?)が新鮮に感じられた。
思い返すと、この旅では同じ日に特急雷鳥13号で福井→直江津、特急白鳥で直江津→村上と、2001年以降系統分割・廃止された(すなわち直行できなくなった)列車を効率よく利用している。これは、爺さんさすがと言うべきか、昔はそれが普通だったと言うべきか。
もうひとつのトピックスとしては、転校した友達を訪ねてクラスメート4人で宮城県に出かけたこと。この時、おそらく初めて東北本線に乗ったが、普通列車なのに特急みたいな顔の車両が来た!さすが東北本線!?と興奮。なぜか狭い出入り口や、なぜか2つある(ように見える)トイレなど、当時としても不思議に感じたものだが、これが寝台特急用電車583系を近郊形に「やっつけ改造」した715系(1000番台)であることを知ったのは、だいぶ後のお話。
おそらく大河原駅にて
715系の一ノ関方は大柄な車体断面そのままに運転台を後付けしたため、しょくぱんまんのようなデザイン。
福島駅の新幹線ホーム11番線から見下ろした在来線ホーム
この写真にも715系が2編成写っている。よっぽど印象深かったのだろうか。特急みたいな顔をした黒磯方先頭車の写真が無いのが残念。
最後に、もう1枚。
スイッチバックが健在だったころの板谷駅
奥羽本線名物の4連続スイッチバックの中では、最もアクセスしやすかった板谷駅。かなり広々とした構内だったのだな。後方にはジークライトの工場も見える。
このころのネガはいずれも劣化していて、今回の写真では空がマゼンダ寄りになっているが、これの修正を試みると他のところが・・・と、なかなかうまくいかない。もう少し勉強せねば。
※1989年の写真が追加で発掘されたので、その2に続く・・・