寝台特急「あけぼの」の出発(21:15)から約1時間半、13番ホームに今度は金沢行きの寝台特急「北陸」がやってきた。
◆「北陸」が推進運転で入線
頭端式となっている上野駅地上ホームに、寝台列車(客車)は機関車にから押されて入線する。運転操作は機関車側で行うが、列車後部(推進運転中は前側)では乗務員さんが非常時用のブレーキ弁を携えて前方確認中。
◆ブレーキ弁がちょこんと乗っている
「北陸」で使用される14系客車は、「あけぼの」の24系客車より車両端部の傾斜(面取り?)がやや大きい。
◆ちょっとお疲れ感のある方向幕が「金沢行き」を表示中
◆リネン類の準備中
◆「北陸」にはシャワー室が備わる
◆EF64 1000番台
「あけぼの」を牽引したEF64 0番台とは、車両側面のルーバーの配置が大きく異なる。
◆EF64 1030号機
この機関車は2022年の今も現役で、この写真では見えないが双頭連結機と呼ばれる電車/客車両対応の連結器を備えている。新車や廃車となる電車の牽引にも使用されているのだが、そう遠くないうちに、その役目をE493系電車に譲るのだろう。
北陸が去って数分後、今日のラストイベント、急行「能登」が入線。
◆上野駅に入線
急行「能登」が18番ホームに堂々の入線。
東京寄り(上り方)1号車は、碓氷峠(横川~軽井沢)を越えるためにEF63を連結していたクハ489-500番台。連結器解放用の「てこ」がついているのが特徴(EF63が備える双頭連結器の自動連結器側は、自ら解放操作することができない)。また、カバーも装着されておらず連結器がむき出し。
◆金沢寄り(下り方)先頭車
こちらはクハ489-0番台。真っ赤な連結器カバーが装着されている。
489系は、ホームライナー鴻巣、ホームライナー古河をこなした後、いよいよ本来業務(?)となる。
◆「急行」のサボ
本来、特急型車両である489系に「急行」の表示は残念な感もあるが、とはいえ現役の急行は希少であり、良い思い出となった。
◆「金沢行き」の方向幕
金沢まで寝台特急「北陸」と座席急行「能登」、選べる贅沢。
◆ボンネット型車両のサイドビュー
運転台から後方クーラーまでラインが絶妙。子供の頃、このデザインにあこがれた。
◆トップナンバー
1971年に製造されたクハ489の1両目。最後の活躍だったのだ。
◆金沢に向け発車!
私も、これにておやすみなさい。