旦那がDVDを借りてきてくれたので、観た。
こうゆう映画って、ちょっと観るきっかけが難しいんじゃないかと思う。
なんでなら、家族という普遍的なものを描いているようでいて、やっぱりその状況は特殊だと言わざるを得ない。かと言って、文化的なことや政治的なことを描いているわけでもない。
映画自体は、普遍的な、普通の家族を描こうとしているように見えた。そしてそれは少なくとも私に関しては、とても成功しているように見えた。
観るきっかけが難しいというのは、簡単にカテゴリーにくくれないということだ。
在日朝鮮人や集団帰国のことを描いている映画はある。ただ何か派手なもの、「境界」や「越境」を見せるのではなくて、ただここに、そこに暮らしているということをベースに、そこから決して離れない映画は、他にあまりないんじゃないかということだ。私が知らないだけという可能性を脇におけば。
この映画は特殊だと思う。
ここには日本国籍の日本人はほぼ出て来ない。在日か、在北朝鮮かという差異さえ、実はそう大きなものではないよう。描かれているのは、「人の力ではどうしようもない、運命のようなもの」と、「それに挑むもの、希望」という、それぞれ普遍的なものだ。ただそれが現れ出る過程が、表される過程が、とても特殊なのだ。
カテゴリーにくくりずらく、観るきっかけが難しい。誰かに「どういう映画だった?」と聞かれたら説明しずらいけど、どうしよう。
ヤン・ヨンヒ監督、2012年、日本。
こうゆう映画って、ちょっと観るきっかけが難しいんじゃないかと思う。
なんでなら、家族という普遍的なものを描いているようでいて、やっぱりその状況は特殊だと言わざるを得ない。かと言って、文化的なことや政治的なことを描いているわけでもない。
映画自体は、普遍的な、普通の家族を描こうとしているように見えた。そしてそれは少なくとも私に関しては、とても成功しているように見えた。
観るきっかけが難しいというのは、簡単にカテゴリーにくくれないということだ。
在日朝鮮人や集団帰国のことを描いている映画はある。ただ何か派手なもの、「境界」や「越境」を見せるのではなくて、ただここに、そこに暮らしているということをベースに、そこから決して離れない映画は、他にあまりないんじゃないかということだ。私が知らないだけという可能性を脇におけば。
この映画は特殊だと思う。
ここには日本国籍の日本人はほぼ出て来ない。在日か、在北朝鮮かという差異さえ、実はそう大きなものではないよう。描かれているのは、「人の力ではどうしようもない、運命のようなもの」と、「それに挑むもの、希望」という、それぞれ普遍的なものだ。ただそれが現れ出る過程が、表される過程が、とても特殊なのだ。
カテゴリーにくくりずらく、観るきっかけが難しい。誰かに「どういう映画だった?」と聞かれたら説明しずらいけど、どうしよう。
ヤン・ヨンヒ監督、2012年、日本。