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消費生活アドバイザーが食品表示をわかりにくく解説するブログ

消費生活アドバイザーが、食品表示を、妄想や推測、人から聞いた噂などを交えて、わかりにくく解説していきます。

インスタでのステマ

2017-09-05 21:28:51 | 表示に関する話題
さて、インスタグラムというのをご存知でしょうか。
私は良く知りません。(きっぱり)
何となく写真メインなSNSくらいかなぁとぼんやり思っていました。
まさかあんな事件がおこるなんて、私もインスタやればよかった。

あんな事件とは、インスタにおける青汁のステマ事件です。
所謂「中の人」が青汁ランキングサイトの会社に所属しておきながらその事実を公表せずに、一般ユーザーのフリをして自社サイトへの誘導をしていたそうです。
自社サイトから購入されると売り上げになり、という形らしく、ご本人が他のSNSで愚痴ったことから発覚。
何でそんなばれるような事を、と思いますが、本人もやめたかったんですかねェ???とか思いつつ。
ランキング会社は自社の企画であったことを公表、インスタのアカウントもランキングサイトも閉鎖したようです。
所謂ステマでしょうが、フォロワーも結構いたようなのでそれなりに成功していたのかもしれませんが、結局運営企業としてはどういう収支になったのでしょうか。
インターネット広告事業者としては、いくら炎上商法が流行っている昨今でもちょっと問題があるような気がします。

騙された人たちはたまったものではないでしょう。
有名人のサイトなら兎も角、ちょっと人気のインスタグラマーくらいかと思っていたらこの有様です。
まさか企業の手のものとは思いもしないでしょう。
ただ、逆にこの人が自社の社名を明らかにしていたり、サイトの公式案内人とアナウンスしていた場合に、どれだけの人がフォローしてくれたのか?というのも疑問です。

昔から「記事広告」というものがあって、さも普通の記事と見せかけておいて、すみっこに小さく「広告」とか「PR」とか書いてあるというものがあります。
ネットでもランキングなどの最後や区切りのいいところに「PR」と書いた広告へのリンクが紛れ込んでいたりします。
お年寄りとかだと小さくかいてある「広告」と言う文字に気付かず、普通の記事だと思って読んでいたりしますね。
ただ、この「広告」や「PR」があるかないかではやはり大違いなのです。

実のところを言えば、古典的な手法としては「無関係と思われる出版元から本を出して間接的に広告をする」などのステマ的商法はかなり昔から存在しました。
薬事法(当時)の規制を逃れるために、一方で本を出して「○○はガンに効く!」と訴求し、本屋に置いたり、新聞広告にその書籍の広告を出します。
新聞広告に「○○がガンに効く!衝撃の事実!」などと書籍の宣伝を行うことで、本は売れなくとも新聞購買層に「○○がガンに効く」というメッセージが届けられる訳です。
その一方でスーパーなどでその「がんに効く」「○○」を含む商品を売ります。POPには「あの本で話題の!」などと匂わせる。
直接は広告していないし、直接的に結び付ける要素は無いでしょ、というのが当時の事業者のもくろみでした。
実際のところは…。
現状でもTVで食品などの効果を一部誇大に強調している番組などがありますが、あれもどこかの企業がマーケティングの一環としてやっていると考えると体質はあまり変わっていないのかもしれません。

私達は何を信じればいいのか?
この世界からステマは無くならないと思います。
ただ、昔から変わらないことは「やはり自分で買ってみて評価しないと何もわからない」ということがあります。
良く知っている友人知人の口コミだって正しいことではない場合もあります。
悪意の有無に関わらず人から伝わってくる情報はどこかいびつになっている場合が多いです。
私達は騙し騙され生きている部分があります。
今回のステマに騙された人たちの怒りは「信じていたのに」「陰で本人がインスタのフォロワーを馬鹿にしていた」のみならず「なぜ自分は騙されてしまったのか」という気持ちもあるかもしれません。

原料原産地と安定供給

2017-08-26 11:01:21 | 表示に関する話題
さて、原料原産地の表示義務を課そうという動きがある訳ですが。
そもそも論で言うと、原料原産地情報を欲しいと言ってる人の割合が一体どれほどいるのか。
声が大きい人だけではないのか。
その声が大きい人たちも、個別にメーカーに問い合わせるのではだめなのか。
といった疑問があります。

消費者側からすると、なぜ表示できないのか、何かやましいことがあるのではないか。
などと勘ぐられるのかもしれませんが、そういう事ではありません。

表示をする、ということは、実は単に情報を提供するよりはるかにハードルが高い事です。
なぜなら「包装資材は簡単に変えられない」からです。
QRコードからウェブで情報提供、であれば、データベースを書き換えることである程度負荷が少なく情報を変更できます。
ウェブにアクセスできない人には電話で問い合わせてもらうことになるかもしれませんが、いまどきはフリーダイアルのお客様相談窓口を設置している会社も多く、その人たちが適切に情報をとりだせればOKです。
しかし、包装資材は「モノ」として存在しますし、書き換えることなどできません。
また、一度の生産ごとに印刷している訳でもないと思われます。(シール貼りみたいな商品だと都度印刷してるかもですが)
プラの袋などは、一度に発注する量が少なくなればなるほど価格が上がります。
というか、量が少なすぎると印刷屋さんが引き受けてくれない場合もあります。最低製造量みたいなものは印刷でもあったりします。(印刷屋さんの経営的な問題が大きいと思います)
なので、多くの食品メーカーさんは、同一の商品の包装資材をある程度まとめて購入し(もちろん全商品について)、倉庫等に保存したものを使用していることが多いと思います。
つまり、食品メーカーが包装資材の在庫を抱えている以上、その在庫分は書き換えられないのです。
当然変更があれば在庫を破棄しなければなりませんので、エコロジーでもないしエコノミー的にもどうか。

一方でコロコロと原料原産地は変わったりします。
なぜ変えるのか。
それは安定供給のためです。
北海道が台風に見舞われ、道産じゃがいもの確保が出来ずにポテトチップスの在庫が店から消えたことがありました。
天候以外にも様々な要因で産地を限定していると原材料の確保が出来ない、という問題が発生することがあります。
原料を確保できないまで行かずとも、複数の産地があって、原材料の価格が変動するときには、安い産地から仕入れるという事もあります。
「安い」というと消費者は「表示するんだから価格よりももっと消費者の事を考えて」と思うかもしれませんが、価格も安定供給にとって大きな寄与をします。
原材料を高い価格でも仕入れざるを得ないのであれば、高くなった時のことを考えて商品設計をします。
それなりに高い価格に設定する、もしくは商品の品質を落とす、という事です。
あまりに原材料の価格が高騰したら商品の生産量を減らすという事もあるかもしれません。
原材料の価格を抑えることで、消費者の手にもそれなりの値段でそれなりの量届くという社会の構造が保てるんだと思います。

私は割と食品表示に興味があるので、買った商品の表示をまじまじと見る機会も多いですけど。
お腹が空いてるときとかは殆ど見もせずバリバリに破いて捨ててしまうことも多いです。
包装資材にある表示を殆ど見ずに捨ててしまう人も多いのではないかなあと個人的には思います。
消費者の要望を全部盛っていくんじゃなくて、こだわりがある人はこだわりのある会社の産地限定食品を買う、こだわりが無い人は安くその辺の商品を買う、とすみ分けた方が社会的なコストが低くて済むと思うんですけど。
正直表示にコスト使って価格があがる位なら、賞味期限とアレルギー等位の簡易表示で良いから安く売ってほしいと思うのは私だけでしょうか。

海洋深層水由来のミネラルと思わせておいて

2017-08-01 22:48:33 | 表示に関する話題
はい、海洋深層水が流行ったのはかなり昔のような気がしていましたが、たまたま「純水に○○海洋深層水由来の成分を添加し、硬度調整しています」と記載のある飲料を発見。
自販機だったので、どうしても表示が見たくて購入してしまいました。
この、商売上手め!と思いつつ。
その割に、自販機の価格の表示でその文言がほぼ隠れてました。
チラ見の方がそそるとかそういう効果も…?

凄いそもそも論言わせてもらっても良いでしょうか?
炭酸飲料で、糖類や果汁や酸味料や甘味料が入っているのに、純水に?海洋深層水由来の成分を加えて?硬度?を調整?する意味があるんですかね…。
割と純粋な(純水ではないです)水オンリーの飲み物については、ミネラル分とか関係あると思うんですけど。
正直、何かもう色々入り過ぎて硬度とか何の関係があるんですかね…。

そして、意味深?な「海洋ミネラル深層水」という表示。
すみません、そもそも深層水と言えるような飲み物ではないですよね???
商品名ではないんでしょうけど、パッケージ前面の商品名の真上にデカデカ書いてあると、商品名ではないので!炭酸飲料って書いてますので!とかそういうの、消費者に通用するんですかね???
海洋深層水の由来のミネラルを加えただけの炭酸ジュースですよね???
ちなみに「ミネラル」には※印はついていませんが、商品下部に「この商品のミネラルとは、ナトリウムとカリウムのことです。」って書いてあります。
硬度ってカルシウムとマグネシウムが関係してるんじゃないんですかね…?
でもカルシウムとマグネシウムは「強化しました!」って言えるほど入ってないんでしょうね。
商品設計がガバガバなのを「ミネラルはナトリウムとカリウム」「海洋深層水で硬度を調整」というマジック(?)ワードを組み合わせることによって消費者を購入へ導くんですね、わかります。
私は最初、ミネラル強化って言えないから硬度調整って書いてるのか、可哀想に、と思っていましたが、もっと面倒な話でした。

最近の消費者を誤認へ導く手段はどんどん巧妙化してきていますね。
小さい会社が悪気なく誇大広告を打っているのを見ると、なんだか懐かしささえ覚えます。

因みに栄養成分を見るとナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムの記載があります。
こちらの商品は食品表示法未対応なので、ナトリウムは必須の表示項目として…。
何故カルシウムとマグネシウムを書いたんですかね???
ミネラル強化と連想させるためなのか。
はたまた硬度調整に絡めて記載をしたのか。

一応味のレビューもしておくと「スッキリした甘さ」という記載とは裏腹に、ステビアの後味が割と濃いですね。

そうそう、私が一番気になっていたのは「海洋深層水由来の成分」です。
一括表示内で果たしてなんと表示されているのか。
「粗製海水塩化マグネシウム」
該当しそうなのはこれくらいしかないですね…。
というか、「海洋深層水」と「粗製海水塩化マグネシウム」と書くと、何か一瞬凄いような気がしますが、「粗製海水塩化マグネシウム」って豆腐作りに使われる「にがり」ですね。
豆腐用凝固剤によく使用されています。
うん…まぁ…にがり健康法、というのも、昔流行りましたね…。

ここまで「海洋深層水」と粗製海水塩化マグネシウム=にがりと懐かしいワードが出てきたわけですが。
実は途中で出てきた「純水」も懐かしいワードの一つです。
懐かしワードBIG3がそろいましたね。

2000年ちょっと過ぎ位に、清涼飲料の世界で謳われ続けた「純水使用」
一部の理系の人間には「純水って却って体に悪いんじゃないの」と不評でした。
が、実際は「水」として純水を販売する訳ではなく、純水に糖類だの香料だの色々足したものを販売していたので、「純水」的な意味で体にわるいということは多分ありません。
因みに「純水」が体に悪いというのも、まぁ、うーん、純水だけでは人は生きていけない…程度の話だと思いますが。
しかももう、色々混ざり過ぎて元が純水だろうが全く関係ないような商品に仕上がっているので、理系も一部以外はあまり気にしていなかったんじゃないかと思います。
理系脳でいうと、こんなこと書いてイメージ悪くなりそうだなぁ、という気持ちをよそに、「純」という文字が受けたのか、多くのメーカーが競って「純水使用」を謳ってました。
まぁ、他に目新しい商品特長もなかったのかもしれませんけどね…。

因みに良く見たら「カルシウム 0mg」でした。
どうなんでしょう…コレ。
硬度が云々って書いたら、カルシウムとマグネシウムの含量を書かないとダメとか何かあるんですかね…。
ミネラルウォーターの品質表示ガイドライン見ても特に書いてないんで、他の何かを準用しているのか…。
謎です。
この記事をご覧の皆様の中に、ご存じの方がいらしたら是非教えてください!

容器包装の進化が止まらない飲料

2017-07-23 22:23:38 | 表示に関する話題
最近はっとした商品として「蓋を開けたらレンジでチンできます」というお茶が売っていました。
衝撃的でしたね。
割と多くの容器に「容器のままレンジに入れないでください」という注意書きがありますが、ついにレンジOKのペットボトルが開発されたのか、と。
昔のペットボトルは凍結NGだったので、凍らせて持ち歩けるペットボトルが出た時もそれなりのインパクトでしたが。
こういうものが発売されるたびに、一般の「容器のまま凍らせないでください」「容器のままレンジにかけないでください」という商品たちで何等か事故が発生するのでは、とヒヤヒヤします。
まぁ、発生しても、「メーカーは注意喚起を行っている」「改善策として文字色を目立たせるようにした」とかそういう無限のリピートが予想されます。

凍結よりもレンジの方が怖いのは、凍結の場合は静かにばりっと容器が割れる程度で済みそうですが、レンジだと蓋を外し忘れた挙句加熱しすぎてボーンみたいになりそうで怖いですね。

昔口をつけた飲みかけのペットボトル飲料を常温に放置した結果蓋が吹っ飛んで怪我をするなどの事例が続発した時期がありまして。
今はもう充分あちこちで周知されていると思うんですけど。
当時は「飲みかけのものが腐ってある程度容器内の圧が高くなったら、蓋からガス抜きをするような構造にできないか」などの試みもありましたが、ガス抜きをするような構造、というのは、結局気密性を下げるのでは、ということもあり、その後どうなったことやら??です。
まぁ、ネズミ返しみたいに、一方通行的な何かの仕組みを作って出来ないこともなさそうですが、炭酸飲料の場合とかどうなるんだ???とか色々ありそうな気がしました。
それが実装されて爆発の確率が下がったとしても、メーカー側としては消費者には教えてくれないでしょうね~。
というのも、「飲みかけで放置しないで、とか書いてあるけど、蓋には実はこんな細工がしてあるから現代では爆発なんてしないんだよ」とか油断されても困りますし…。

この「レンジで加熱可能」なペットボトルについては、蓋を外し忘れて、という事故を防止するために、どのような取り組みをしているのか?というのがちょっと気になるところですね。
蓋にデカデカと表示を行う??
ネットで容器の画像を見ると、カップめんや冷凍食品のようにデカデカと調理方法(再加熱方法?)が記載してあるので、これだけ大きく書いていれば大丈夫、というところでしょうか。

新しい技術が出ると、誤使用による事故が起こったり、それによる表示の煩雑さが増えて必要な情報が読み解けなくなっていきます。
便利になるのは良い事ですので、消費者側としても適切に使っていきたいところですね…。
まぁ、私緑茶飲まないので、当分ペットボトル再加熱の恩恵にはあずかれそうにないですが。

ずるい健康食品

2017-07-13 21:15:45 | 表示に関する話題
機能性表示食品、というものが出来ましたね。
これまで所謂「健康食品」とされてきたものが、色々分類されてきました。
はい、非常にわかりにくいです。

もとより私は健康食品というものは購入しません。
なぜか。
高いから。
効果の程が疑わしいから。
体調が優れないなら病院へ行くか保健指導を受けた方が良いと思うから。

因みに私が宗教の勧誘を受けたときに「健康が心配だとか、家族の事が心配だとか、色々ご不安があると思います」としんみりインターホン越しに言う布教者に対し
「健康に心配があれば病院へ行きますのでご心配なく」と言った記憶がありますが、これは非常に正しいです。
どこぞのガンでお亡くなりになった方の旦那さんが怪しい宗教にはまって治療が遅れた、という疑惑がありますが。
正直治療がどうだったらどう、みたいなもしも論は言うつもりはないし、その人の事を知っている訳ではないので、その話の真偽は不明ですが。
少なくともそういうことを発想する人がいる、ということは、一定数「怪しげな宗教にはまったせいで治療が遅れた人がいた」という事があったのではないか?とも思えます。
また、先日「がんに効く!」と水素水を売ったスーパーの部長が逮捕されていましたが。
今まで小売り業の人が勝手に作ったPOPで逮捕に至るなど、あまり聞いたことがありませんでした。
多くは商品パッケージ、チラシ、パンフレットなどが薬事法(今は薬機法)に引っかかっても問題になっていましたし、「ガンに効く!」などというのは、ずいぶん昔に規制されて以来(アガリクスあたりですかね…)しばらく聞いていませんでした。
店頭POPなどはいざとなればはがしてしまえば何とかなるから、少しくらい大げさに書いてもOKみたいな話もありましたが、今回はやり過ぎたのか、それとも取締の範囲を広げたのか。
今まで野放しだったネットの動画CMなども手を入れていく予定のようですが。
健康食品も良いけど、原料原産地どうした??と謎に思いつつ。

消費者の関心は兎も角、原料原産地より健康食品の方が余程深刻な話題だと思います。
過剰な効能・効果を謳えば適切な治療を受けられず病気が悪化する可能性がある。
粗悪な成分・不足している成分・実際には健康被害を引き起こす成分が含まれる、など問題は山積みですが、消費者はメーカーが提示する情報を信じて選ぶしかない状態です。

薬事法違反か、健康増進法違反か、景品表示法違反で怒られていた健康食品メーカーが居ましたが、
機能性表示食品でもなければトクホでもない、そんななかでエビデンスを示して効能効果を謳って「事実なのになぜ、業界の委縮を産む」と申し開きをしていましたが。
エビデンスがあるなら機能性表示又はトクホの申請をしましょうね~というのが国の考えなので、ちょっと思い違いなのでは?と思います。

食品企業の中には、食品に関わる表示の法の書き方が緩いのを逆手に取ったつもりになって「私たちの方の解釈では」とドヤ顔で語りだす連中もいますが。
法の書き方が緩いのは政府が時と場合によって、法の条文を変えずに取締る為ですよ、多分、と思うのは私だけでしょうか。

国の審査が入るものではなく、企業の責任でエビデンスを揃える、というのは非常に危険だと思うんですよね。
これまでは「都合の良いデータを集めているのでは?」「反証の論文も出ている」「○○の危険性が報告されている」といった反論が期待されていたのが、企業側のみの情報収集になると、収賄どころか社内で適当に握り潰しが発生すると思うんですよね。
あと、どんなに情報が開示されても、その調査方法が「ビボです」「ビトロです」「シリコです」「ヒトです」「マウスです」からどうやって読み解けばいいのかわかる人が果たしているのか?
食品会社勤務でもADI知らない人がいるこんな世の中でポイズン。

というわけで、なんだかわけがわからないうえに高額な健康食品を買うよりは、医者にかかった方が良いでしょう。
医者にかかるのが面倒くさいからOTC医薬品を買う、という人もいるでしょうが、OTCの医薬品は比較的効果が緩和なものが多いです。
また、総合感冒薬のように、何にでも効くように作られているものも多く、ピンポイントでは効かない場合があります。
一番いいのは時間がかかるけれど、病院で診察を受けて単一の剤型のものをせいぜい数種出してもらうのが限界でしょうか。
あ、処方される医薬品でもPL顆粒のように総合感冒薬が混ざっているので注意してください。
あれは眠くなるうえ、凄く色々効くので、症状が色々で困っている人は良いですけど、のどだけなんですけどー、とか言う人には向いていません。

一日一粒食べれば一日持つ、という某漫画のアイテムみたいな健康食品がでたら高くても買いたいですが。
現状の何が何だかわからないうえ過剰摂取が心配な感じだったり、匂わせてるっていうかそのまんま効果みたいなことが書いてある健康食品を見ると、「ずるいよなぁ」という感想がひしひしわいてきます。
まぁ、いつ一網打尽にされるかわからないので、仕事にはあまりしたくないです…