ミネラル、というと、なんとなく体に良い物、と思う人が多いのではないでしょうか。
確かに人体に必要なミネラルはあります。
欠乏しがちなミネラルもあります。
ですが、「ミネラル」という響きに踊らされていることがあるかもしれません。
私自身は分析機器も何も持っていない人間ですので、「表示を信じるしかない」状態です。
マスメディアが無責任に垂れ流す情報「粗塩はミネラル豊富」とか言われてもフーンと思いますが、栄養成分表示を伴う包装資材への「ミネラルを含む」は一応信用しています。
そんな私を衝撃が襲った商品があります。
某大飲料メーカーの水分補給系清涼飲料水の表示です。
「海塩由来のミネラル*」「グレープフルーツ果汁」「甘さすっきり」右下に「*ナトリウムのことです」
大事なことなので、よく見てみましょう、ミネラル、の右上に小さいアスタリスクがついており、そのミネラルの内訳として「ナトリウムのことです」と解説がついているのです。
栄養成分をパッケージに記載するときは、栄養成分表示が必要です。
それは「ミネラル」とか「ビタミン」とかいった、分野(?)での表示でも同じことです。
但し、ただ単に「ミネラル」とか「ビタミン」とか書くと、栄養成分表示で網羅しているすべてのミネラル類、ビタミン類を書かねばなりません。
そこで多くのメーカーは「ミネラル」とか「ビタミン」の但し書きとして、「※ナトリウム、カリウムのことです」とか「*ビタミンB1、ビタミンCのことです。」などと、どの物質を強調しているのか、を書くことによって、すべての物質を表示することを免れているのです。
つまり、くだんの商品は「ミネラル」と言いつつも「ナトリウムのことです」と記載することで、栄養成分表示にナトリウムを表示するだけで、「ミネラル」という表示を可能にしているのです。
一方で良く考えてほしいのが、「海塩由来のミネラル」このミネラルがナトリウムの事、ということは端的に言い換えれば「海塩由来のナトリウム」ということです。
塩にナトリウムが入っているのは当然のことです。
NaClですからね。
ナトリウムが含まれない塩があるなら教えてほしいくらいです。(塩(えん)ではなく、塩(しお)です)
食塩であればナトリウムが含まれるのは当たりまえですし、それは岩塩だろうが海塩だろうが当り前です。
それを海塩となんとなく良いように言ったうえで、ナトリウムと書かず、敢えてミネラル、とかく。
「塩にナトリウムが入っています」
ということをきれいに言い換えたのが
「海塩由来のミネラル*」「*ナトリウムのことです」
なんという当り前のことでしょう。
驚きを禁じ得ません。
しかし、当り前のことをこうやって書くことによりなんとなく良いように思ってしまう人もいるのかもしれません。
当然ですが、本当に「海塩」(岩塩に対しての海水塩でしょうね)を用いているならば、法律として何ら問題がある記載ではないので、どこに何を言われようとメーカー側は「問題ございません。」と答えることが可能でしょう。
しかし一般消費者がぱっと見たときにどう思うでしょう。
海塩由来のミネラル、と言われた瞬間に、粗塩的な、マグネシウムなども含めたミネラル一般を予想するのでは、と思います。
ただ、おかしいと気付かず買って、飲んで、包装資材を捨ててしまえば、そんな欺瞞があったことに気付かないままです。
例え購入後、気付いたとしても、上記のとおり法的に何の間違いもないのです。
まぁ、しいて言えば、塩自体を販売する場合は、公正競争規約によって、食塩のミネラル豊富の表示は不当表示と定められているようですので、その考えを準用するならば、おかしいよね、と考えることもできるのかもしれません。
一応、もう飲料になってしまっているので関係ないですし、ガブガブ飲料を飲んでいたら電解質が不足する可能性が存在しなくもないかもしれないので、一応ナトリウムも体に必要なものだし、と考えるとおかしくないこともない…。
という訳で、何が「正しい」のか、というのは、表示に限らずなのでしょうが、非常に難しい問題ですね。
まぁ、あまりに当り前のことをこういう風にやるのはいかがなものか、と思います個人的には…。
確かに人体に必要なミネラルはあります。
欠乏しがちなミネラルもあります。
ですが、「ミネラル」という響きに踊らされていることがあるかもしれません。
私自身は分析機器も何も持っていない人間ですので、「表示を信じるしかない」状態です。
マスメディアが無責任に垂れ流す情報「粗塩はミネラル豊富」とか言われてもフーンと思いますが、栄養成分表示を伴う包装資材への「ミネラルを含む」は一応信用しています。
そんな私を衝撃が襲った商品があります。
某大飲料メーカーの水分補給系清涼飲料水の表示です。
「海塩由来のミネラル*」「グレープフルーツ果汁」「甘さすっきり」右下に「*ナトリウムのことです」
大事なことなので、よく見てみましょう、ミネラル、の右上に小さいアスタリスクがついており、そのミネラルの内訳として「ナトリウムのことです」と解説がついているのです。
栄養成分をパッケージに記載するときは、栄養成分表示が必要です。
それは「ミネラル」とか「ビタミン」とかいった、分野(?)での表示でも同じことです。
但し、ただ単に「ミネラル」とか「ビタミン」とか書くと、栄養成分表示で網羅しているすべてのミネラル類、ビタミン類を書かねばなりません。
そこで多くのメーカーは「ミネラル」とか「ビタミン」の但し書きとして、「※ナトリウム、カリウムのことです」とか「*ビタミンB1、ビタミンCのことです。」などと、どの物質を強調しているのか、を書くことによって、すべての物質を表示することを免れているのです。
つまり、くだんの商品は「ミネラル」と言いつつも「ナトリウムのことです」と記載することで、栄養成分表示にナトリウムを表示するだけで、「ミネラル」という表示を可能にしているのです。
一方で良く考えてほしいのが、「海塩由来のミネラル」このミネラルがナトリウムの事、ということは端的に言い換えれば「海塩由来のナトリウム」ということです。
塩にナトリウムが入っているのは当然のことです。
NaClですからね。
ナトリウムが含まれない塩があるなら教えてほしいくらいです。(塩(えん)ではなく、塩(しお)です)
食塩であればナトリウムが含まれるのは当たりまえですし、それは岩塩だろうが海塩だろうが当り前です。
それを海塩となんとなく良いように言ったうえで、ナトリウムと書かず、敢えてミネラル、とかく。
「塩にナトリウムが入っています」
ということをきれいに言い換えたのが
「海塩由来のミネラル*」「*ナトリウムのことです」
なんという当り前のことでしょう。
驚きを禁じ得ません。
しかし、当り前のことをこうやって書くことによりなんとなく良いように思ってしまう人もいるのかもしれません。
当然ですが、本当に「海塩」(岩塩に対しての海水塩でしょうね)を用いているならば、法律として何ら問題がある記載ではないので、どこに何を言われようとメーカー側は「問題ございません。」と答えることが可能でしょう。
しかし一般消費者がぱっと見たときにどう思うでしょう。
海塩由来のミネラル、と言われた瞬間に、粗塩的な、マグネシウムなども含めたミネラル一般を予想するのでは、と思います。
ただ、おかしいと気付かず買って、飲んで、包装資材を捨ててしまえば、そんな欺瞞があったことに気付かないままです。
例え購入後、気付いたとしても、上記のとおり法的に何の間違いもないのです。
まぁ、しいて言えば、塩自体を販売する場合は、公正競争規約によって、食塩のミネラル豊富の表示は不当表示と定められているようですので、その考えを準用するならば、おかしいよね、と考えることもできるのかもしれません。
一応、もう飲料になってしまっているので関係ないですし、ガブガブ飲料を飲んでいたら電解質が不足する可能性が存在しなくもないかもしれないので、一応ナトリウムも体に必要なものだし、と考えるとおかしくないこともない…。
という訳で、何が「正しい」のか、というのは、表示に限らずなのでしょうが、非常に難しい問題ですね。
まぁ、あまりに当り前のことをこういう風にやるのはいかがなものか、と思います個人的には…。