国道16号を走っていてもそうなのですが、JRでもこの辺りはトンネルが連続してあります。
横須賀駅と田浦の駅の間に5つ!もあるのです。トンネル特集と合わせてUPしたいと思います。
まずは連続するトンネルをご覧くださいませ↓。そして先頭車両がトンネル内で電車が止まり、
扉が開かないという全国でも珍しい現象を撮るために、電車も選んで乗りました!


横須賀駅を出てまず初めに見えてくるのが「吉倉トンネル」です。上り(左)と下り(右)の
大きさが違いますね。完成したのは開通と同じ1889年(明治22年)でしょうか。
レンガ造りの立派なトンネルです。
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◎「吉倉トンネル」◎
完成 1889年(明治22年)
全長 161.5m
幅 上り8.54m 下り4.9m
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吉倉トンネルを抜け、右手に海上自衛隊の艦艇を見ながら進むと、またすぐにトンネル。
「田の浦トンネル」です。“田浦”ではなく、ひらがなで“の”が入るのがナイス。

こちらも上りと下りのトンネルの大きさが違いますね。
上りと下りの完成時期が違い、上りのトンネルは電化と複線化によって35年後に完成したそうです。
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◎「田の浦トンネル」◎
完成 下り 1889年(明治22年)
上り 1924年(大正13年)
全長 下り 188.1m
高さ 上り 5.64m 下り6m
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さらにまっすぐ進むと、またトンネル!こちらは「長浦トンネル」です。
ここのトンネルは上りと下りで色合いが違いますね。大正生まれの上り(左)と
明治生まれの(下り)、どちらも貫禄があります。
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◎「長浦トンネル」◎
下り 完成1889年(明治22年) 全長184.3 高さ5.6m
上り 完成1924年(大正13年) 全長184 高さ6m
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通ったトンネルは今のところ3つ。田浦駅も近くなってきました。
すると前方にトンネルが3つ出現!トンネル三兄弟です。今までのながれから、
一番左が複線化による大正生まれのトンネル。真ん中が一番古い明治のトンネル。
右のトンネルは?こちらは海軍の要請で造られた軍需輸送専用の引込み線だそうです。
昭和18年に完成し、現在は休止線となっています。
大正、明治、そして昭和のトンネル三兄弟。DEEPです。
トンネルの名前の“七釜(しっかま)”ですが、本来は“失鎌”で、かつてこのあたりは
“鎌”を“失”うほどの草が生い茂っていたことからきていますが、トンネルの名前として
「釜を失う(蒸気機関車)」のはいかがなものか。と七釜になったそうです。
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◎「七釜(しっかま)トンネル」◎
完成 1889年(明治22年)
1924年(大正13年)
1943年(昭和18年)
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七釜トンネルを抜けると、トンネル出口がそのまま駅のホームと直結しています。!
そしてそのままホームを進むと、その先にはまたトンネル!こちらが「田浦トンネル」。
そしてな、なんとトンネル内に電車が入っていくではありませんか!
電車はトンネルに頭を突っ込んだまま停車します。
電車の編成が増えるにつれ、ホームの長さが足りなくなり、このような事態になったとか。
全ての電車ではありませんが、車両編成の長い電車で見ることができます。

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◎「田浦トンネル」◎
完成 1889年(明治22年)
全長 94.7m
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関連サイト
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いや....TETSUさんのことだから、田浦駅で
降りて即下り電車に乗って撮影をされている
のでは??
JRで出かけたときに、撮ってきました!
もちろん帰りも撮ろうと思っていたのですが、
短い電車に乗ってしまったのと、他の乗客も多く、断念したのです・・・。
いつになるかは分かりませんが、下りの映像もUPしますね。
それにしましても、田浦駅は、駅の両側にトンネルがあるというよりも、
トンネルの間に駅がある、といった方がしっくりくるディープな駅ですね。
コメントありがとうございます!
東逗子、田浦、衣笠の3駅には昔ながらの国鉄時代からの駅名標が残っていて、なつかしいですね。
それより、トンネル標(トンネル名称板)がピカピカの新品に取替えられていました。前回乗ったときには腐食したり朽ち落ちていたりすたんですが、なにかすがすがしい気分です。
窓を開けて撮影してきましたが、吉倉、長浦、七釜、田浦の4トンネルの上り線は進行右側に取り付けられていたため、2往復してしまいました。