昨日は母ちゃんの月命日だった。ちょうど1ヶ月前、僕は職場で母ちゃんの訃報を聞いた。忘れたい。でも忘れることはきっと出来ないあの日。
そのせいでは無いのだろうが、訃報の電話を受けたちょうどその時刻、みかんの丘に激しい雨が降った。雨は2時間ほどで止み、丘は静寂を取り戻した。初々しいみかんの新葉に溜まるしずく。隣であおむしに葉を食い尽くされた小枝が痛々しい。
丘を見回ると、初夏になって植えた苗木から新芽が吹いていた。
この芽はやがて新しい枝となり、日の光を受けて苗木に息吹を送り込む。そう。失われるものばかりではない。ここには希望がある。何時までも悲しむのはよそう。そう思いながら涙がこぼれた。
そのせいでは無いのだろうが、訃報の電話を受けたちょうどその時刻、みかんの丘に激しい雨が降った。雨は2時間ほどで止み、丘は静寂を取り戻した。初々しいみかんの新葉に溜まるしずく。隣であおむしに葉を食い尽くされた小枝が痛々しい。
丘を見回ると、初夏になって植えた苗木から新芽が吹いていた。
この芽はやがて新しい枝となり、日の光を受けて苗木に息吹を送り込む。そう。失われるものばかりではない。ここには希望がある。何時までも悲しむのはよそう。そう思いながら涙がこぼれた。
そうね。
そうですよね。
(ノ_・。)
たまには涙をこぼしていいんだよ。
悲しみを少しずつ洗い流してくれるから。
ちーさんは、彼女が笑顔を願ってることも分かってると思うから。大丈夫。