夏のある日曜日、おじさんからまたまた電話があった。竹取庵にネットを掛けてもいいかと聞く。台風が接近していた。二度と屋根が飛ばないようにしたいと言うのだ。
僕の天文台はおじさんの夢でもあった。その夢が壊れるのを防ぎたいのだと思った。
行ってみると、おじさんとお孫さんが巨大な網を用意して待っている。息子さんの勤務しているゴルフ場から廃物をもらってきたのだそうだ。3人で建物を網で包んだ。もう飛ぶ事は無さそうだが、これでは外の工事が何も出来ない。
僕の天文台はおじさんの夢でもあった。その夢が壊れるのを防ぎたいのだと思った。
行ってみると、おじさんとお孫さんが巨大な網を用意して待っている。息子さんの勤務しているゴルフ場から廃物をもらってきたのだそうだ。3人で建物を網で包んだ。もう飛ぶ事は無さそうだが、これでは外の工事が何も出来ない。
蚊帳のなかの竹取庵?
おじさんの竹取庵を思う気持ちが伝わってくる。