竹取庵で屋根の工事が始まった頃、みかんの丘を訪れる人にずいぶん聞かれた。「この屋根はどこが回るんですか。」
普通の人は、天文台とは屋根の回る建物だと思っている。僕だって、以前はスリットの付いた回転式のドームに憧れていた。ドームのほうがカッコイイと思っていた。ドームだと望遠鏡の向いた方向だけに空が小さく開いていて、風の影響も周りの明かりの影響もほとんど無い。ただ難点は、ドームでは真ん中に一つだけしか望遠鏡を置けない。小さな空はその望遠鏡専用となる。竹取庵のように観測フロアーにいくつも望遠鏡を並べて置こうと思ったらドームは使えない。
だから竹取庵の屋根は、そっくり滑って北側に移動する。だから写真を撮っている最中は空が全部見える。だから満天の星に囲まれて過ごす事が出来るのだ。この晩は横着をして屋根を３分の２しか開けなかったが、それでも北から南に滔々と流れる天の川と一緒に過ごせた。
明日は三連休の３日目だが、そろそろ月が膨らんで、沈む時刻が遅くなる。写真を撮るのは難しい。もう少しここに居よう。もう少しこの空を見渡していよう。
普通の人は、天文台とは屋根の回る建物だと思っている。僕だって、以前はスリットの付いた回転式のドームに憧れていた。ドームのほうがカッコイイと思っていた。ドームだと望遠鏡の向いた方向だけに空が小さく開いていて、風の影響も周りの明かりの影響もほとんど無い。ただ難点は、ドームでは真ん中に一つだけしか望遠鏡を置けない。小さな空はその望遠鏡専用となる。竹取庵のように観測フロアーにいくつも望遠鏡を並べて置こうと思ったらドームは使えない。
だから竹取庵の屋根は、そっくり滑って北側に移動する。だから写真を撮っている最中は空が全部見える。だから満天の星に囲まれて過ごす事が出来るのだ。この晩は横着をして屋根を３分の２しか開けなかったが、それでも北から南に滔々と流れる天の川と一緒に過ごせた。
明日は三連休の３日目だが、そろそろ月が膨らんで、沈む時刻が遅くなる。写真を撮るのは難しい。もう少しここに居よう。もう少しこの空を見渡していよう。
ずっと見ていたい気持ちになるね
じっと見続けて、なんとか竹取庵のデッキに寝転んでいる錯覚に陥らないかと挑戦したけど、ダメだった。画面が小さすぎるのか？
いや、どんな大画面だって、実際に見た景色とは、比較にならない！
このそらを見渡して、しりとり ちーさんは、どんな神話に突っ込みをいれていたのかなぁ・・・などと考えていたら、涙が出て来た。
この写真で止まってしまい、なかなか先に進めず、コメントしました。
リコメはいいです。