天体シミュレーターによると今日は十五夜だ。それも月の出の時刻に月齢15.1。つまり、正真正銘の十五夜なのだ。十五夜とは、新月から数えで勘定して15日目にあたる月を言う。だから普通はその時の月を満月だと思ってしまう。でも必ずしもそうではない。月の軌道が少し楕円なのと、僕らが普段使っているグレゴリオ暦と月を基準にした暦とのずれが有るからだ。
では今夜の月はどうなのだろうか。大工仕事の合間に東の窓を覗いていると、山の端からそろりそろりと十五夜の月が昇って来た。わくわくしながら観測デッキに上がり、まず月の出を撮影。続いて8センチ屈折にカメラを取り付けて期待の月に向けた。
えっ、欠けている。そう、満月とは太陽と地球と月が一直線になった時、地球から見て欠けた所のない状態の月を言う。とは言うものの、本当に一直線になったら月食が起こってしまう。普段はいつも少しずれているのだ。しかも新暦と旧暦とのずれで、必ずしも月齢15、十五夜が満月とは限らない。今夜は外れだった。
ところで、月の出の写真を撮影しようと焦ってカメラを構えた時、誤って腕をウインチのワイヤーに引っかけた。有ろう事かカメラがデッキの縁から約5メートル下の地面に落下。ガショッと鈍い音がしたのだ。恐る恐る拾ってみると、小さいほうのカメラ、キャノンEOSkissX4に取り付けていた純正レンズの、ズームリングのところが曲がって穴が開いていた。ああやってしまった。クソ!地球の自転が早いのが悪いんだ。それでもボディーは無傷のようだったので暗い気持ちで上の写真を撮って帰った。
家に帰って眠い目をこすり、ブログを一つアップした後でレンズのズームリングの外側を外してみた。直るかも知れない。割れたかけらを外し、曲がったプラスチックを補修してリングを回してみた。なんとかこのまま使えそうだ。それにしても馬鹿な事をした。
それが色々な方の目に触れ、私の拙い写真を通して、宇宙の不思議に心を向けて頂けるのならこんなにうれしい事は有りません。
デジタルカメラとパソコンの普及で、最近では簡単に天体写真が撮影できるようになりました。機材をお持ちでしたら、ぜひ鏡筒に星の光を通してあげられては如何でしょうか。きっと機材も喜ぶと思います。
ブログ検索していましたらたどりつきました。
私も十数年前くらい前までは、月面や惑星撮影
を中心にやっていました。今は、根気がなくな
りほとんどやっていません。
ブログの写真を拝見し、再びやってみようかと
少しだけ気乗りしそうな気分になりました。
ブログの更新を楽しみにしています。今後とも
よろしくお願いします。
これからも少しずつ書き足して行きます。
また、一番初めから読んで頂くと、何となく不思議の国・宇宙(そら)に続く丘の生い立ちが分かって頂けるかと思います。
たどり着けたなんて なんて幸せなんでしょ
う これからも楽しみに 宇宙の世界を見せ
て頂きます 夜露にあたってお風邪など
ひかれませんように