南天を撮影した画像を眺めていて思いついた。そうだ。M41を撮ろう。
M41はシリウスの右下に見える散開星団で、月明かりさえなければ肉眼でもはっきり分かる。うっすらと掛かるもや。それに加えてこの月明かり。どこまで写しだせるか分からないが、余り露出をを掛けないに限る。カメラの感度を1600に落とし、シャッタースピードは90秒に抑えた。その設定で3枚撮影し、さらに60秒の露出画像を1枚加えて重ね合わせたものがこれだ。
星座絵では、M41は後足で立ち上がったおおいぬの胸の辺りに来る。古代ギリシャで猟犬にそんなものを付けたのかどうか知らないが、この散開星団は言わば忠実な猟犬の胸に輝くペンダントだ。