チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

思い出のマーニー

2014年07月29日 | 映画の話


原作は英国の児童文学だそうです。周りの人の親切や思いやりが頭で理解していても感情が受け入れられない、心ならずも酷い態度をとったり悪態をついてしまう、そんな自分自身を嫌悪して人と上手く交われない、成長過程の女の子の苦しみを描いていてストーリーは面白いです。

ただ舞台の沼地のある田舎の風景も、一軒家に住む金髪の少女も、なにか異質で、一体何処の国の話なのかなぁ?と思ってしまう。まあアニメの世界だから、そんなに厳密に考えず、物語の世界観に浸っていればいいのかな?

そう思って観れば、独特の「時間の流れ」「間」を持った、不思議さが感じられます。ゆったりと波間をただよっているような感じで不快感はありません。ジブリはいつも興味深いストーリーを探し出します。

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