チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

かるびのぎっくり腰

2021年10月22日 | ネコの話

かるびは2階の私の部屋で暮らしている。日に2、3度はトントンと階段を降りてキッチンにおねだりに来る。もう直ぐ17歳になる老猫だけど、この階段の昇降が健康のバロメーターかなと感じていた。

それまで元気でいたのに、先月、急に腰砕けのようになってしまって歩くのもままならなくなった。痛むようで近寄っただけでシャーシャーフーフーと威嚇して触ることもできない。3日も食べないでいると流石に弱って、シャーシャーにも威力がなくなってきたので、そっと抱き上げて様子をみると、足の骨折ではないようだ。背中が痛んで足をまともに着くことが出来ない。箱入りかるびは外へ出るのを極端に嫌がるが、そんなに痛いのなら早く診てもらった方が良いと動物病院に連れて行った。

どこか骨折してるかレントゲンを撮る、猫特有の腎臓病からくる脳障害か血液検査をする、と聞いて頭の中で計算機がカチカチ金額をはじくが、そんな事を言ってられない、「お願いします」と診察を受けた。結果、人間で言うギックリ腰のようなもので椎間板を痛めていると言う。炎症どめの注射と痛み止めの飲み薬をもらってきた。薬が効いて、翌日にはヨタヨタと階段を降りてきてびっくりしてしまった。良くなるまでは階段を降りないようにドアを閉めておくことにした。

半月経って、歩き方がヨレヨレしているがなんとか生活できるようになった。そこに急な寒さが来た。冷たい雨が降ったり、低温だったり、腰が痛むのか、ホットカーペットの上の布団に潜り込んで動かない。階段も自分では降りてこず縁に立って呼ぶようになった。抱きかかえて下へ、また抱きかかえて2階へ。

食事もほんのちょっとしか食べないで、ただでさえヨロヨロしているのに更にヨレヨレになった。年齢で仕方ないのか、また医者に診てもらった方がいいのか、考えあぐねている。


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