チリチリリン

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こころ休まる音を届けたい

奇跡のリンゴ

2013年07月04日 | 映画の話


「華麗なるギャツビー」を観ようと家を出たのですが、途中で気が変わりました。遥か昔にみたロバート・レッドフォードのギャツビーは救いようのない惨めな男の一生だったので、今日はもう少し温かい気持ちになれる映画にしようと、「奇跡のリンゴ」にしました。母が長野県出身でリンゴ畑やリンゴの白い花になじんでいたからかも?

艱難辛苦をなめ、無農薬リンゴ栽培に成功した人のノンフィクション映画でモデルもいるということですが、リンゴの無農薬栽培は今でも簡単な事ではないようで、実際に売られているリンゴは無農薬ではありません。
消費者に害が無いよう農薬散布の回数を減らしたりしているけど、映画でも述べられていますが、食べて害が無くてもそれを作る人には大変な仕事で、私の叔父も農薬散布で体を壊した一人です。

リンゴ農家にムコに入り、周囲に反対されながら無農薬栽培に挑む。失敗して収入は無くなり、畑の作業用の車も、さらには畑の一部をも手放し、電気も無く、食うにも困る様な生活を10年以上も送る。周りの人の説得も聞かず一途に我が道を行く。そんな夫を、ムコを、止める事無く最後までついて行く奥さんと義父さんが強いと思いました。

リンゴの白い花が素敵で、またリンゴ畑を歩いてみたくなりました。

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