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チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

「氷上の王、ジョン・カリー」

2019年06月03日 | 映画の話

 

 

1976年に英国選手権、欧州選手権、世界選手権、オリンピックを制覇したフィギュアスケーターの伝記記録映画です。伊藤みどりさんより15年以上前の話とはいえ、フィギュアスケートは観る年齢だったのに、名前も知りませんでした。きっとテレビ中継なんてなかったんだろうな。

バレエをスケートに取り入れ優雅な美しいフィギュアスケートを確立した人のようです。本人映像がたくさん残っていて、本当に美しいスケートを見ることができました。近年は技術的には高度になって、当時とは比べられないかもしれませんが、こんなに美しく滑る人を初めて見たと思わせました。羽生結弦は別格、世界中で一番美しいと思っていましたが、羽生より美しかったかも!

プロに転向し、アイスショーを始めました。アイスショーは今よりもずっとずっと格調高かったようです。メトロポリタン劇場にかけられ、紳士淑女がフォーマルウェアで見に行くものでした。

日本にも1984年に来ていて、東京体育館のリンクの周りのCM看板を見て、こんな所で滑りたくないとゴネたそうです。根っから美しいものを追求していたんですね。

ゲイで、44歳でエイズで亡くなっています。

 


「居眠り磐音」

2019年05月31日 | 映画の話

 

この横顔がとても美しかったので、イイ男に目がない私としては見に行かねばと出かけてきました。正面を向けばいつも通りの松坂桃李で「まあ...」だったのですが、映画は良かったです。

原作を読んでなくて、NHKのドラマをいい加減に見ていたので、主人公がどうして浪々の身になったのか、どうして許婚と別れたのか、知らなかったことがわかってスッキリしました。

心優しくのんびりした性格というのが松坂桃李クンに合っていて良かったけど、ストーリーとしてはあっさりとしたものでした。

 

原作の佐伯泰英が松坂桃李クンの為に書き下ろした短編と映画の筋書きの小冊子がおまけに着きました。

「筋書き」は昔、歌舞伎見物の際にはよく買ったものですが最近は見ることもなく、懐かしかったです。


「グリーンブック」

2019年03月06日 | 映画の話

 

インテリの黒人ピアニストと彼の運転手として雇われたイタリア系移民のガサツな男が、当時黒人差別が色濃く残っていたアメリカ南部へ演奏旅行をする話。

元々は黒人差別の最たるものだった男が、8週間の旅行の間に心を通わせてお互いを理解する、よくある話なのですが描き方がとても気持ち良い。派手な演出もなく淡々と、でも心にジンとしみる、そんな映画です。

すぐに手が出てしまう運転手、そんな彼を、自分は長年我慢してきたと自制を求めるピアニストは、白人からは差別されセレブになった故に黒人の仲間にも入れない寂しさを漏らします。そして黒人が我慢の限界を超えた酷い扱いを受けた時、その痛みを自分のものとして捉え、彼の手を引いて差別の街から連れ出す運転手が男らしくかっこいいです。アカデミー賞作品賞の価値があります。

しばらく前まで映画館はがら空きで、こんな少人数で上映しても大丈夫なのかと心配するほどだったのに、昨年暮れから、ボヘミアンラプソディ、バーフバリ、パッドマン、バジャランギ叔父さん、翔んで埼玉、そしてこのグリーンブック、映画館は満席です。予約も面倒臭いと思っていましたが、予約しなければならなくなりました。

それでも良い映画、面白い映画が多いのは嬉しいです。


「翔んで埼玉」

2019年02月22日 | 映画の話

 

 

この映画、新聞の芸能欄ではなく、埼玉地域版で紹介されました。面白そうと(都内の映画館に)初日に行ったらほぼ満席で最前列の端っこしか空いていませんでした。のっけからガハハと大声を出して笑ってしまいましたが、最前列だったのが幸い、遠慮なく笑いました。

原作は「パタリロ!」の作者だそうです、面白いわけです。綺麗な二階堂ふみさんが顔を歪め真面目に「ださいたま!」「その辺の草でも食わせておけ!」とディスる演技に本当に笑ってしまいました。完璧な都会人を匂わせ、二階堂さんを一目惚れさせるGACKTが実は埼玉県出身者。二階堂さんは都知事の息子役でボーイズラブへの発展も今の流行を捉えていて面白かったです。

同じように虐げられていた千葉県民と埼玉県民が協力して不正を続けていた都知事を失脚させる、神奈川県知事は都知事に賄賂を贈り癒着を図っていたなど、埼玉県だけではなく東京都も神奈川県も等しくディスられていたようです。

最後には、何もないと言われた埼玉は実は便利なものはそこそこ揃っていて住みやすく、埼玉発の企業は日本中を席捲し、日本全国埼玉化計画はほぼ完成と紹介されるわけです。ディスられてもガハハと笑って許し、最後にほらね!と余裕の微笑み、これが埼玉県民です!

 

      

2月22日、にゃんにゃんの猫の日です。家のかるびはもうすぐ14歳になります。猫はボケるそうで、口が綺麗で食べ物をねだる事がなかったのに、最近は何度でもご飯をねだり、犬のようにうわんうわんと催促します。無視すると膝に爪を立てます。爪切りを出して爪を切るよと撃退します。

体は元気で一階から二階へもスムースに移動するのでまだまだ大丈夫でしょう。

 

 


「バジュランギおじさんと、小さな迷子」

2019年01月21日 | 映画の話

インド映画です。口のきけない小さな女の子を保護した青年が、国境を越えて、隣国パキスタンまで子供を送り届ける話。当時のパキスタンとインドの情勢は緊迫したもので、命懸けの旅になります。

青年はバカの上にもう一つバカがつきそうな正直者で、いく先々で周りの人が味方になってくれて、国境警備の警察との攻防を繰り広げながら女の子を送り届けます。

おきまりのように、口のきけなかった子供は最後に「おじさ〜ん!」と声を出せるようになる、めでたしめでたしの話ですが、それでも泣けます。この女の子が実に可愛いのです。

「インドの青年」ということですが、どう見ても35才は越えていそうな「おじさん」

インド映画の主人公は、イケメン、マッチョ、踊りがとびきり上手い、でも若くはない、みたいです。若手のイケメンは出てこないのかな?

バーフバリのプラバースもそうですが、背が高く、筋肉質、なのに羽のように飛び跳ねて踊る、すごいです! インド映画は面白いです。

 

               

しばらくブログを更新しないうちに、1月も20日を過ぎてしまいました。

どこへ行っていたわけでもなく、家にこもっていたのですが、ユーチューブ動画作りにはまっていたのです。

「音源」と「背景写真」と「ヒデキ」を合体して、新しいミュージックビデオを作るのが、思ったより楽しくて、すっかり夢中になっていました。

音源はB面とかアルバムの中から馴染みのない曲を選ぶ、写真は撮りためた旅行の写真を見返して、曲の雰囲気似合いそうなものを選ぶ、ヒデキは上がっているテレビ録画場面をひたすらスクリーンショットで切り取る、面倒なのですが、出来上がると、新しい歌を歌う西城秀樹のようで、しかも写真は思い出の一場面、嬉しくなってしまうのです。

2ヶ月間で60本を超える動画、1日1本のペースで来ましたが、素材は限りあるものですので、少しずつペースを落とし、新しい試みも試しながら、楽しみの一つにできたらと考えています。

大変遅くなりましたが、皆様あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。