タイニーハウス東京

東京でタイニーハウス暮らしを実現する。超小型木製トレーラーハウスの自作にチャレンジ

框ドアの製作工程 詳細補足版 (うなぎいぬさんへの回答)

2018-07-27 18:00:21 | キャンピングトレーラー自作
框ドアの製作についてですが、ある読者の方よりお問い合わせがありましたので、過去の記事では省略した詳細情報を提供したいと思います。

ドアのサイズはキャンピングトレーラーの大きさにもよりますので割愛します。

先ず材料ですが安価な2x4スプルース材を使用致しました。正確にはドアフレームに2x4材、はめ板部分は1x4材です。

ドアフレームに使う2x4材はジグを使いホゾ加工をして行きます。








ほぞ穴はドリルとノミで加工します。




これらを仮組すると、こんな感じに仕上がります。



次に、下部のはめ板ですが1x4材を繋げて作ります。必要な長さに切り出した1x4材のサイドに幅5mm、深さ10mmの溝をルーターで掘って行きます。(真ん中の三枚だけ両サイド、両端の二枚は片側のみ)この際、1x4材は薄い板材でルーターでの加工時に安定しないので、横に2x4材などを添えて加工を行うと安定して作業が出来ます。





これらを厚さ4mm、幅18mmの合板を準備して雇いさね継ぎの技法で繋げて行きます。さねおよび1x4材の接着面には木工ボンドを使用します。




接着がしっかりしたら(24時間後)、ドア枠に嵌め込む端を9mm残して段欠加工を行います。この作業はルーターかトリマーで行いますが、なければ際カンナで削っても結構です。



これに対応するドアフレーム側に、はめ板を入れるので10mm幅、深さ10mmの溝をルーターで掘って行きます。



これらを組み上げて見ると、こんな状態になります。






次に上部にある窓を作ります。材料は窓枠は25mm角の杉集成材、窓の部分はポリカーボネートを二重化して使いました。





この次は、面付け本締錠のドアフレームへの取り付け加工です。












次はドア枠の製作です。材料は厚さ25mm、幅80mmの杉集成材を使いました。





更に、一旦分解した部品を塗装する工程です。



再度組み上げて…




最後に上部の窓を取り付けます。この際に、裏側に窓の戸当たりの板を取り付けています。




以上で完成です。

製作過程の大体の感じを掴んで頂けたら幸いです。





関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ドア制作について (うなぎいぬ)
2018-07-28 18:33:33
こんにちは。記事がカテゴリー事に別れていて検索しやすくなりました!! ドア一つ作るのも結構時間がかかりますね。見て分かったつもりで、実際やってみると、なかなかこれが精度が出ないし、時間もかかる。作ってるときにしか味わえないハラハラドキドキ、ちょっとくせになりそうです。笑
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Re:ドア制作について (tiny_house_tokyo)
2018-07-28 18:58:48
こんにちは。頑張って製作作業に取り組んでおられるようですね。
DIYは自分で作ったものを使う喜びもありますが、実は製作している時が一番楽しいんです。私も、キャンピングトレーラーを一昨年完成させてから、ずうっと改造を続けているのもその為だと自己分析しています。勿論、一旦作っても使い勝手が悪かったり分かれば、自作しているので改造も簡単なので、それが出来るのですが…。
この罠にすっぽりと首まで嵌まってしまうと中々抜け出せません。
未だ未だ暑い日が続くと思いますので、気を付けて作業を続けて下さい。
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