Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

デル・モナコとシナトラ

2014-05-10 | 音楽
どうでもいい話なんですが、マリオ・デル・モナコとフランク・シナトラって同年生まれ(1915年)の同い年なんですね…
ビックリ。
シナトラには親しみがあるのですが、デル・モナコなんかつい最近知ったばかりですから…

少し説明すると、マリオ・デル・モナコというのはイタリア、フィレンツェ生まれの大オペラ歌手。
“黄金のトランペット”と言われたその迫力溢れる重量感ある声で、稀代のドラマティック・テノールと評された人。
まだ一枚しか聴いてませんが、茨城ってこれでいいんじゃないかな…中央イタリア?だけど。

平板だという人もいるみたいだけど、これは北イタリア系(大阪や千葉)系の人じゃないかな…
北イタリアから見たら、言葉のイントネーション自体が理解できなくて平板に感じるのかも。

わたしがクレモンティーヌ(スペイン語訛りフランス語)をやたらとうまく感じるのも、イントネーションが長野と近いからだし。
欧米人は自分の言葉の歌唱を溢れるほど聴いていて、そうすると他の言葉の歌唱も平等に評価できるようになるんだと思うけど。
日本人は、自分と同じイントネーションの歌唱自体に飢えていて、それだけでうまく感じてしまうのかなぁ…なんて。
日本人は、まだこのレベル。個人的な感想ですが。

しかし、最近のオペラにおいても、南米や東欧出身者が多いのって、こういう人をおろそかにしてるせいじゃないかなぁ…
三大テノールのうち二人、それにソプラノのカバリエもスペイン語が母語。
スペイン母語の人は教材が豊富にあるんじゃない?
東欧はマリア・カラスのせいかなぁ…



話がかなり偏りましたが。

フランク・シナトラは、イタリア移民の子として生まれ、アメリカショウビジネスの帝王にまでのしあがった大歌手で役者。
まぁ色々とグレーなうわさもあった人らしいですが。
とにかく、当時のポップスでは最高にうまいとされていたの。

日本では、フランク永井という歌謡曲の大歌手(戦後から活躍した人で故人)がこの人をリスペクトしていて。
フランクの芸名はここから取ったんだよね…

桑田佳祐の歌唱も、シナトラの影響を受けてると思うんだよ。
もちろん、ロックにしてるんだけどさ。

クレモンティーヌはドリス・ディをフランス語にしてクロード・フランシスを意識したみたいなものじゃない?
きゃりーぱみゅぱみゅがドリス・デイも入ってれば、この路線は消えないんだよね…
同じように、シナトラも消えないのかも。

戦後日本に入ってきたポップス歌唱の原型なんだよね。
それで、フランク・シナトラは標準語でも大阪でもそれなりに聴けるイントネーションなんじゃないかな。
ドリス・デイはドイツ語訛り英語で標準語ドンピシャで。
ガガもそうなのかもしれないけど。


デル・モナコとシナトラ並べた意味が分かんないかも知れないけどね…
なんだろう。
クラシック門外漢にはデル・モナコなんか聞いたこともない名前で、歴史上の人物みたいなんですけど。
シナトラと同い年だと思うと、何か感慨が…
いや、今の人にはシナトラも歴史上だろうけど(笑)

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