goo blog サービス終了のお知らせ 

Tikara`s Photoroom

私のこれからとこれまでの写真作品を、自身のコメントと共に載せて多くの人に見ていただき、批評していただきたいと思います。

598.ゴルディロックス・ゾーン

2019-08-04 00:08:44 | Weblog

 ゴルディロックス・ゾーンとは、太陽系外惑星のうち、生命の存在と維持に適した環境の領域のこと。イギリスの童話「ゴルディロックスと三匹の熊」にちなんでおり、ゴルディロックスというのは、その童話の主人公の女の子の名前である。ゴルディロックス・ゾーンの最低限の条件は、恒星から遠すぎず近すぎでもない距離に位置していることである。近づきすぎれば水は蒸発してしまい、遠すぎれば凍ってしまうが、水を液体として保持できれば、そこに生命の可能性ができうるのだ。ゴルディロックス・ゾーンは英国の童話に登場する、過不足のない絶妙な丁度よさ、適切さになぞらえた表現である。

このゴルディロックスには「金髪」という意味があり金を意味する「gold」と髪を意味する「lock」を合わせて、「Goldilocks」という名前となっており、童話にはまさに金髪の女の子が登場する。その童話には、名前の通り、3びきの熊と、金髪の女の子「ゴルディロックス」が登場する。3びきの熊は、それぞれ体の大きいお父さん熊、中くらいのお母さん熊,、小さい子熊の3匹で、話の冒頭でこの3匹は、それぞれ、大きいお皿、中くらいのお皿、小さいお皿にスープを盛り付け、それが冷めるまでの間、森に散歩に出かけてしまう。その親子が散歩してる間にその家にやってきたのが、この話の主人公であるゴルディロックスで、ゴルディロックスは、家のドアを叩いても返事がなかったため、家の中に勝手に入ってしまい、そこで見つけたのは、熊の親子が用意していった良い匂いのするスープで、ゴルディロックスは、それぞれ3つのお皿に盛られたスープを一口ずつ飲んでみて、丁度良い温度になっていた、子熊のお皿に盛られたスープをすべて飲んでしまう。また、その家には3つの大きさに違いのある椅子が置いてあり、最も小さい椅子が丁度よく座りやすかったため、ゴルディロックスがその椅子に座って見たところ、その椅子は壊れてしまい、その後、寝室らしき部屋に移動すると、これまた3つのベッドが置いてあり、ゴルディロックスは、そのそれぞれに寝そべってみたところ、最も大きいベッドは固すぎて寝心地が悪く、中くらいのベッドは、逆に柔らかすぎて寝心地がよくありません。そして、最も小さいベッドに寝たところ、丁度良い寝心地だったため、ゴルディロックスはそのベッドですやすやと眠ってしまう。そうこうしているうちに、熊の親子が散歩から帰ってきます。そこで熊の親子が目にしたのは、飲み干されてしまったスープと、壊れてしまった子熊の椅子です。何ごとかと思い寝室の方に移動すると、そこにはすやすやと眠るゴルディロックスがいて驚いた子熊が悲鳴を上げると、女の子もびっくりして飛び起き、一目散に逃げて行ってしまった。(終わり)女の子がが逃げて終わりとは、結局どういう話なんだ?と思われるだろうが、これは、女の子の行儀の悪さに焦点を置いた内容であり、ちゃんとお行儀良くしなければならないよ、ということを教えるための寓話とされている。ここで、女の子ゴルディロックスは、一番ちいさな皿にに盛りつけられたスープ、一番ちいさな椅子、一番ちいさなベッドという、自分に最も適したものを選んでいる。つまり自分に最適な環境を選んでいることが、ゴルディロックス・ゾーンの名称の謂れなのである。
  天文学以外の分野においても、ゴルディロックスの名称はよく使われており、例えば、経済学においても、ゴルディロックス相場という、安定した株式相場の時に使われたりする用語がある。
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 597.元気村かみくげ | トップ | 599.牛窓 ホテル・リマー二 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事