曖昧さの薄闇の中に

趣味は競馬と食べ歩き。お酒の好きな凡人が書きたいように書きます。

穴種牡馬、スキャターザゴールド

2009年04月28日 | 血統論

血統を基軸に据えて馬券を買う筆者は、
不可解な敗戦も多いかわりに、不可解な穴馬も拾うことができる。


今回は、穴連発の種牡馬

スキャターザゴールド

を取り上げてみよう。


母父ダンジグという血統組成から想像できないことだが、
筆者も愛読しているパーフェクト種牡馬辞典では、
スキャターザゴールド は

ステイヤー

として紹介されている。


事実、産駒の勝利は ダート1700m 以上、芝2000m 以上 で多い。

つまり、ミスタープロスペクター系の中では、
スタミナや重厚さを伝えるティンバーカントリーに近い。

穴は、

◇ ダート1400m とかで惨敗した馬のダート距離延長した時
◇ 短距離で惨敗していた馬が、スタミナを問われる条件で距離延長した時
◇ 函館ダート1700m に出てきた時

の 3つ が好走条件という印象。
( 3つ目は、残念ながら使えなくなったが…。 )


勿論、不発も多いが。



今走っている産駒では、メイショウベーネ が買い易い。

地味な、ローカル芝2000m 向きの牝馬なのだが、

3歳未勝利 函館芝2000m 11番人気 1着
3歳以上500万下 函館芝1800m 8番人気 3着
4歳以上500万下 福島芝2000m 13番人気 3着

とかなり強烈な成績を残している。

他にも眠っているステイヤーが多いと思うので、夏のローカルで注目したい。



そんな スキャターザゴールド は

ロシア

に輸出されたらしい。


こうして貴重なステイヤー種牡馬が、また 1頭 日本から居なくなってしまった。



これでいいのか、と首を捻りたくなる。

将来、天皇賞(春)が、京都芝2400m とかで施行されそう戦々恐々である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿