曖昧さの薄闇の中に

趣味は競馬と食べ歩き。お酒の好きな凡人が書きたいように書きます。

愛馬日記 07_0526

2007年05月26日 | 一口馬主


最近、愛馬の事を書いてなかったので、近況をまとめておこう。


■ラフィアンTC

昨年のマイネルラプタスの未勝利→引退がショックだったけど、全般的に順調なクラブライフ。
やっぱり、愛馬が丈夫に長く走ってくれると嬉しいものだ。
2005年産の2頭は共に入厩済み。
2歳戦からの活躍を期待できそうで、ラフィアンTCの会員の醍醐味を味わえそう。


◇マイネルゴーシュ
古馬500万下で地道に稼いでくれている。
前走の芝1600mは進路妨害されてしまう不運もあり、0.2秒差の5着。
まともなら複勝圏は堅かったと思うのだが…。

◇マイネルグラシュー
こちらは3歳500万下。
本日の東京9R牡丹賞で2着と好走してくれた。
現級で3着→2着と地味に実績を築きつつある。
デビュー後に18着とかになった時はヒヤヒヤしたが、
出資時に想定した通り、丈夫で長く活躍してくれそう。

◇マイネアルデュール
2005年産の牝馬。
既に入厩済みで、5月25日にゲート試験合格。
6月16日の福島新馬戦を予定とのこと。
福島、行こうかな。

◇マイネルブリス
2005年産の牡馬。
既に入厩済み。
ゲート試験合格が当面の課題。



■友駿HC

クラブで結果の出ている馬を所有できている事は幸運。
しかし、2005年産については配合に疑問符の付く馬が多く、見送りモード。
なんか、最近は募集馬の配合に惹かれる事が無い。
2006年産駒には関心のある馬が何頭かいるので、ドレスデンシチーの結果待ち。


◇リガードシチー
こちらも地味に稼いでくれている。
気がつけば、結構高齢なのね。

◇ウイングシチー
栗東Sは不公平馬場で惨敗(泣)
現在は放牧中。
まだ先の長いダート馬。
今回のキャンペーンでオープン入りしてくれた訳だし、ゆっくり休んでね。

◇ドミンゴシチー
状態一息で放牧中。
ユニコーンSへの出走が夢だったのだけど、楽しみは後にとっておこう。

◇アンカラシチー
ステイゴールド産駒で期待していたのだが、先日引退。
代替馬も疑問符の付く馬で、出資割引保障を選択。

◇ドレスデンシチー
馬体重の軽いブライアンズタイム産駒。
パワフルシチーという馬の代替馬なのだけど、
初仔で戸田厩舎という事で代替契約した。
が、ソエでレースを使えない…。



規模は小さいけれど、自分なりに充実のクラブライフを楽しめている。
やはり、きちんとビジョンを持って出資することが大切だ。

ロベルト系の考察

2007年05月23日 | 血統論


系統をまとめていて、ふと気付いた。


また、Roberto系の波が来ているのではないか。


2歳リーディングとかの数字に表出している訳ではないが、

ウォッカの阪神JF
ヴィクトリーの皐月賞

といった事象は、充分な証左である。

ロベルト系は、サンデーサイレンス全盛の時代にあって、
日高のアンチテーゼの拠り所だったように思う。
それは、ナリタブライアンという3冠馬になって具現化した訳で、
サンデーサイレンス系種牡馬が隆盛している今、
ロベルト系の産駒がG1を制するのは自然と納得できてしまう。



■ロベルト系

ロベルト系もスピード血統という理解で良い。

サンデーサイレンス系よりはトップスピードの上限値に於いて劣るが、
その分持続力には優れていて、しかも小出しに脚を使うことができる器用さを備えている。
気性が良く、器用なので、小回りのトリッキーなコースでも大崩が無い。
馬力も備えているので、ダート適性も高い。

母父ノーザンダンサー系との組み合わせがニックスだが、
母父ナスルーラ・母父ミスタープロスペクターからも上級産駒が出ており、
汎用性の高いチャンピオン血統。


◆ブライアンズタイム

上級産駒は芝でサンデーサイレンス系を上回る瞬発力を使う。
上がりタイムとしては34秒後半~35秒といったイメージだが、
その分着火地点がサンデーサイレンス系よりも随分早い。
上がり6F戦で強いといったイメージで、器用さを反映して脚質にも幅がある。

下級産駒はダート馬。
ダート1700m~1800mが稼ぎどころで、特に阪神ダートがとても上手。

活力が落ちた昨今は、母父の適性が色濃い産駒が目に付く。
何故か、短距離で活躍する産駒がでてきた。


◆マヤノトップガン

現時点で、ブライアンズタイム産駒の最良後継馬。
上級馬でも切れ味勝負では切れ負けする。
基本的に持続質の末脚が持ち味。
牡馬は芝1800mが上手で、牝馬はマイル以下。
未勝利戦で牝馬が芝1600m以下に距離短縮で出てきた時に妙味あり。


◆グラスワンダー

母父ダンジグが強く出たのか、瞬発力を感じさせる産駒が少ない。
内枠スタートから器用に立ち回って持続質の脚で押し切る競馬が得意。
本質的な差し馬・追い込み馬を輩出する事はないだろう。
牡馬は芝1800mが上手で、牝馬はマ (以下、略)


◆タニノギムレット

導入当初は「マヤノトップガンに近いかな」という印象だったが、
こちらの方が切れる脚が使える。
母父がフォルティノ(グレイソヴリン系)である事を考えれば、当然の事象か。
ボトムラインに頑固なまでに旧きステイヤー血脈が固められているので、
現在のファッションであるスピード血脈とは相性が良い筈。

上記の特徴を考慮すれば、母父には持続力血統を配したい。

事実、

ウォッカ (母父ネヴァーベンド系)
ヒラボクロイヤル (母父ミスタープロスペクター系)
ゴールドアグリ (母父ミスタープロスペクター系)

と、重賞勝ち馬は全て母父持続力血統。

母父サンデーサイレンスとの相性も良さそうだが、
早熟性が強調される分、超上級産駒は出ないと考える。


◆シンボリクリスエス

さて、夏には産駒達がデビューする。
母父がボールドルーラー系の分、持続質の脚で勝負する産駒が多いのでは、
と推測しているが、果たしてどのような競馬を見せてくれるのだろうか。

シンプルに、母父にノーザンダンサー系を配して、
馬力と瞬発力を補完する配合が手堅い、と言ってみる。

ああ、でもニジンスキー系とかだと微妙。
ノーザンテースト牝馬とか、ヌレイエフ牝馬とかじゃダメかな。

系統について

2007年05月21日 | 血統論


競馬仲間のシャドーさんから質問をいただいたので、
今回のblogは系統について述べようと思う。

シャドーさんの質問は、

ノーザンダンサー系
ミスタープロスペクター系
ボールドルーラー系

といった系統を特性をどのように解釈しているのか、という主旨。
そして、サンデーサイレンス系と上記系統の配合について、
シャドーさんなりの考察を述べていただいた。


丁度、POGの季節でもあるので、頭の中の血統マップを文字に起こすには良い時期かもしれない。



■ノーザンダンサー系

1世代前の主流系統であり、世界の血統地図を塗り替えた偉大な系統。
主流系統であるが故にあちこちで分岐が発生しており、
今や"ノーザンダンサー系"で一括りにする事が難しい程である。

系統共通の特色としては、タフで馬力があること。
ここで言うタフさとは、悪条件でもへこたれない頑健さの事。
馬力とは、摩擦のある馬場や急坂も苦にしない文字通りパワーの事を指す。

分岐は、

◇持続力型 ( ダンジグ系・ニジンスキー系 )
◇瞬発力型 ( ヌレイエフ系・リファール系 )

に分類されるが、最近では傍流とも言える

ヴァイスリージェント系
サドラーズウェルズ系

が隆盛している。

基本的にはスピード血統なのだけれど、
それでも日本に於ける系統分けを行った場合には、切れ負けする部類。
つまり、トップスピードの上限値ではサンデーサイレンス系に劣るが、
摩擦のある馬場では巻き返すという構図である。



■ミスタープロスペクター系

こちらは、北米主流血統。
ネイティヴダンサー系からの分岐なのだけど、昨今はこちらが主流である。
加えて、フォーティナイナーの後継種牡馬の活躍により、
ミスタープロスペクター系自体がフォーティナイナー系とそれ以外に分かれつつある。

系統共通の特色としては、北米血統らしくスピードの持続力に富む事。
ワンペースでスピードの持続力比べの展開に強く、
時計の早い芝・ダートが得意であり、我が国でも繁栄している。
ノーザンダンサー系のような系統内の分岐の確立ができておらず、
ミスタープロスペクター系は全て持続力型という認識で良い。

昨今、芝長距離レースでミスタープロスペクター系の血を持つ馬が好走するのは、
本質的なスタミナよりも、高速馬場でトップスピードを維持する事が求められているから、
というのが筆者の仮説。

ハイペリオン系とかが栄えていた時代とは異なり、
現在はスピード上位の競馬体系なのだから、その中で活躍する系統は
基本的にスピード血統という認識で良いのではないだろうか。



■ボールドルーラー系

この系統も北米血統だが、ミスタープロスペクター系とは特色が異なる。
スピード系統である事は同じなのだけど、ボールドルーラー系の方が我慢比べに強い。
ハイペースで他馬が根を上げる展開でもズンズン伸びてくる競馬ができる。
トップスピードの上限値と、それを維持する持続力に長けている系統。

イメージとして筆者がもっともフィットするのが、タイキブリザード。

追ってしぶとく、勝ち身に遅い。
瞬発力を求められる展開では苦戦する。


ミスタープロスペクター系との定義分けをするのであれば、
ボールドルーラー系の方がタフなハイペースに向く事。
つまり、本質的なスタミナという意味では、
ミスタープロスペクター系よりもずっともっと上位という理解。

もっとも、ボストンハーバー産駒を見ていたら、本当かしら、と首を捻りたくもなるけど…。



上記3系統については、サンデーサイレンス系との相性も良い。

( ボールドルーラー系のシアトルスルーだけは例外。
母父が主張し過ぎて、切れ味負けするサンデーサイレンス産駒になる。 )

なので、サンデーサイレンス産駒については、
画一的にどの系統とどの系統がニックス、といった解釈は難しい。


後暫く、ターントゥクライシス迄は、
父サンデーサイレンス系と母父サンデーサイレンス系の隆盛する競馬が続くと思う。



色々書いて疲れたので、今日はここまで。

和田騎手

2007年05月07日 | 競馬


関西の競馬仲間 westbaron 氏は和田騎手のファンを公言している。


最初に話を聞いた時には、

和田騎手のファン?何故?

というのが正直な筆者の感想。


筆者にとっては、テイエムオペラオーでの活躍が記憶に残っているくらい。

だけど、一昨年の京都開催で穴馬券を取らせて貰ってから、
少し注目するようになった。

で、westbaron 氏が和田騎手を応援している理由が解った気がする。


◆ 和田騎手の騎乗考察 (1)

仕掛け処で必ず手が動いている。
もちろん、タメて仕掛ける事もあるのだけど、
関東でよく見かけるタメ殺し的な騎乗が無い。
豪腕とか、ファイターといった感じ。


◆ 和田騎手の騎乗考察 (2)

穴馬を良く持ってくる。
特に京都芝外回りでお世話になる事が多い。
早めに仕掛けてそのまま持たせてしまう事が多いように思う。
A藤騎手とかI田騎手に比べて地味(失礼)な分、同じ豪腕騎手でも盲点になるのかも。


◆ 和田騎手の騎乗考察 (3)

コメントが謙虚。
競馬ブックのコメントとかを読んでみると、謙虚な姿勢のコメントが多い。



羅列してみると、随分と好感の持てる騎手だなぁ~と…。


まあ、あくまで個人的な感想。


好みなんて人それぞれ。


で、朋友I氏は westbaron 氏と一緒にパリスゼンショウの複勝をGETしてから、
やっぱり影響を受けて和田騎手ファンだったりする。

13番人気 2080円。



騎乗停止はちと気の毒だけど、岩田騎手から謝罪されたそうで、
なんかイイ話になってて微笑ましい。


夏が楽しみ

2007年05月01日 | 一口馬主


筆者の愛読している競馬新聞はデイリー馬三郎。
主に首都圏で販売しているので、関西の競馬仲間の方々には馴染みの無い名前かも知れない。


馬三郎は1部400円。

36レース分の馬柱がきちんと載っているので、
ローカルの予想をきちんとやりたい人にはお薦め。

素晴らしい競馬新聞だ。


筆者が九州に居た時には、専ら競馬ブックユーザだった。
横の馬柱を呼吸するように活用していた事が懐かしい。

デイリー馬三郎を買い続けている内に、縦の馬柱の方が見易くなってしまった。



デイリー馬三郎は携帯サイトも売り出していて、
どちらかと言うと、携帯サイトの方がメジャーかも知れない。
競走馬を登録して情報配信する"ぼく馬メール"はかなり便利。
競馬ブックよりも即時性があり、未勝利クラスの馬でもきちんと近況配信がある。

で、その携帯サイトにPOG情報が紹介されるようになったのだが、
そこで筆者の愛馬2頭が期待の2歳馬として取り上げられていたのだ。

これは嬉しい。

マイネルブリス・マイネアルデュールは、
共にゴールデンウィーク明けの入厩が予定されている。

ラフィアンユーザ4年目にして、初めて2歳戦の速攻を味わえるかも知れない。

そう考えると、夏が楽しみで仕方ない。