最近、一口馬主に興味を持っている友人が多くて、
募集馬の評価やクラブの実情を質問いただくことが多い。
POG → 一口馬主 → 馬主 …
といった競馬ファンの hierarchy がある訳で、
幸多い一口馬主生活になればいいな、と応援している次第。
さて、今回は初仔についての話。
筆者は、募集馬検討の際、初仔の募集馬にはチェックを入れるようにしている。
初仔は小さい、といって評価しない方も居るそうだが、
筆者は初仔を積極的に狙っていくことにしている。
何故か。
理由は簡単で、筆者自身の出資実績を観察すると、
初仔が活躍するケースが多いのである。
筆者がこれまで出資した初仔は、以下の4頭。
◇ リガードシチー (3.3.4.27) 秋吉台特別、礼文特別
◇ ウイングシチー (5.0.0.13) 橿原S、円山特別、御池特別
◇ ドレスデンシチー (0.0.0.2)
◇ マイネアルデュール (2.4.2.9) 桜草特別
実に、3頭 が 2勝以上 を挙げており、いずれも 特別 を勝っている。
かの中島理論でも
"初仔は遺伝負荷が無く、闘争心に溢れている。"
と述べられており、例示としてミホノブルボンのエピソードが記されていた。
また、ラフィアンTCの会報で募集馬の統計データが紹介されていたのだが、
ビッグレッドF生産馬の成績においても初仔の成績は良好であったと記憶している。
3/4 なら、かなりの高確率ではないか!
また、初仔の場合、母馬の競走成績が地味であれば、
往々にして募集価格が低めになる傾向にある。
これは、繁殖牝馬としての良し悪しを測るノウハウが市場で確立されていない為であり、
市場では、 活躍馬の下 → 母馬の繁殖実績がある → 価格上昇 という構図がまかり通っている訳だ。
投機として考えた場合、競争相手が増える事は好ましくない。
資本で劣る筆者のような立場であれば、
競争相手が少ない市場で、ノウハウに頼る他に選択肢がないのだ。
以上の2点が、初仔を積極的に狙う理由である。
相談してくれたみんなの一助になれば嬉しい。