
山崎豊子さんの実質上の遺作、運命の人を読み終えました。特定秘密保護法の採決があり、関連する作品ということで読み始めたものです。沖縄の変換に伴い日本がアメリカに支払った裏金を報道した記者と権力との争い。権力の醜さ、司法判断のむずかしさ、そして特に四巻で表されている沖縄県民の戦争による悲惨な歴史。四人に一人が死んでいった残虐な戦争。日本軍の一般人を守らなかった姿勢は許せないね。以下に無知で横暴であったか。過去から学べという言葉が身に染みてきます。読んで良かった山崎豊子さんの労作です。次は大好きなストロベリーナイトの二作目を読むか、黒田官兵衛の視点から信長を描いた上田秀人さんの作品を読むか思案中(笑)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます