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タイガーのFun-Loving Way of Life

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東野圭吾さんの「さまよう刃」:犯罪被害者の復讐は許されるか?

2009年02月11日 | 読書
久しぶりに、東野圭吾さんの小説を読みました。
「さまよう刃」という作品で、あっという間に読み終えました。
可愛い15歳の娘が18歳の少年達に拉致されて、覚せい剤まで打たれた上で暴行
され死亡してしまいます。その少年達は同じような行為を繰り返している札付き
の輩たち。そして、そのおぞましい行為をビデオまで撮影している悪辣さ。
 この父親は、自ら復讐行為に立ち上がります。
ここのところ、犯罪被害者やその家族の立場を再考しようという動きが増えて
いますし、自分だったらどうするか!?と考えながら、ぐいぐい読ませて
くれます。さすが、東野さんです。主人公の父親や、その行為を悩みながらも
いつしか助けようとするペンション経営の女性、刑事達などそれぞれの立場も
上手に描いています。刹那的に、先ずは、一人の復讐に成功。そして二人目を
とうとう追い詰めた、その時・・・・結果は、是非、お読みになって下さい!
 私も、最愛の息子達やその子供達が、同じように殺害行為にあったら、
司法の手に委ねたとしても、その加害者を許すことはないと思いますが。
難しいテーマですが・・。

 先日、DVDでランボーの最新作を鑑賞しましたが、ミャンマーを舞台にした
話で、現地の民衆や、軍隊をまるで虫けら(虫さん・・ごめん)のように
殺しまくります。銃弾で撃たれた人間は、手足など引き裂かれてばらばら。
これは、ひどい、本当にやりすぎだ!と思いました。ランボーの1作目は
(原作First Bloodも読みました)ベトナム戦争での精神的な痛みをランボー
が背負っていて、まだ、良い作品でしたが。
 この4作目は、悪いやつは殺しまくっていいんだ!ということを明らかに
メッセージ化していて、アメリカの傲慢さが現れている気がしました。
 そして、ランボーは、アメリカの故郷に帰っていきますが・・!?


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
得した (Happy)
2009-02-16 10:27:14
この記事を見て自分も読もうと思い先日古書店へ行ったら天童荒太の「悼む人」
が出ていたのでそちらを購入。日曜にあらためて別の古書店で「さまよう刃」の
文庫本が¥400。単行本コーナーを見たら同作が¥90となっている??。
同店は最低価格が¥105だからこの単行本は明らかに¥900の間違い。
レジで店側の手違いを指摘して結局¥105で購入。文庫本の方が持ち易い
けど¥105で単行本を購入。\800も得した。
返信する
おめでとう廉価購入♪ (Tigerleo2)
2009-02-16 21:04:27
それは、凄い、さすがハッピーの交渉力ですね。さまよう刃をブログで紹介したら、
会社のスタッフが読みたそうでしたので、お貸し
しました。当然、ラスト・シーンは秘密で。
今年、映画も放映されるそうですよ。
楽しみです。
 天童荒太の悼む人も読みたいですね。
タイガーは、安土城の築城過程を描いた
「火天の城」をほぼ読み終えるところで、
評判の「告白」というミステリーを読み
始めています。
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