前立腺がん闘病記 88歳までの生存を目指して

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手術後13年2ヶ月経過  放射線治療晩期後遺症

2019-03-03 15:57:04 | 健康・病気

2006年の腹腔鏡による前立腺の摘出手術、2009年の放射線治療以降psaは0.08未満で推移しており血尿も血便も治まっていたので前立腺がんからは逃げ切ったと思っていたが大きな間違いであった。放射線治療後の出血性膀胱炎というとんでもない落とし穴が待っていた。12月19日から血尿が始まり血塊が尿道に詰まり尿閉塞を起こした。救急車で病院に行ったが当直医が耳鼻科の医師だったため細いカテーテルしか入れられず直ぐ詰まってしまい苦しい一夜を過ごした。翌日再度受信し膀胱洗浄をした。カテーテルを入れたまま帰宅し様子を見たが、血尿は止まらず29日にまた血塊が詰まり尿閉塞を起こした。29日夜に病院に行きそのまま30日に入院した。しかし年末年始の休業中であったため根本的な治療が出来ず、お腹が張って地獄の苦しみを味わってしまった。点滴で生理食塩水を直接膀胱に入れ24時間継続して膀胱を洗浄したが、それでも時々詰まり苦しい正月を過ごした。1月8日に全身麻酔下で電気メスの付いた膀胱鏡を尿道から膀胱に入れ電気メスで出血箇所を焼き切って出血を止める手術をしたが、その最中に膀胱に穴があき出血を完全に止めないで中断した。穴が自然に塞がるのを待ったが塞がらず、21日に開腹し穴を縫う手術をした。然し周囲の組織が弱っていて穴が塞がらなかった。そのため31日に腎臓から膀胱に出ている尿管に管を入れ膀胱を経由せず尿を排出し膀胱を休ませて穴が塞がるのを待つことになった。併せて前回残っていた出血箇所を電気メスで焼き切った。以来毎週木曜日に造影剤を入れて穴が塞がったか検査しているが今日現在塞がっていない。まだ先が見えず暗い気持ちで毎日を病院のベッドの上で過ごしている。更に抗生剤の副作用で下痢が続き1日に十数回程度トイレに通うはめになり苦しみを倍増させている。その上空気が乾燥していたので鼻炎から副鼻腔炎を経て滲出性中耳炎となり耳が聞こえなくなり、耳に溜まった水を抜いたがまだ元に戻っていない。正に踏んだり蹴ったりの状態が続いている。                                放射線治療によりpsaは安定し治療の効果はあったが、同時に放射線の怖さを思い知った。今後放射線治療を検討している方は参考にして頂きたい。