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冬の大三角形

2019-01-18 14:20:17 | 科学
冬の大三角形、または冬の大三角。
英語では、Winter Triangleと言うそうですからそのまんま。

三角形の中に星がほとんど見えないので、空を見上げるとすぐに見つかります。
(満天の星空が見えるような地域は除く)

オリオン座の主星(アルファ星)ペテルギウス、
おおいぬ座の主星、シリウス、小犬座の主星、プロキオン。
3つの一等星からなる見た目ほぼ正三角形。

主星、アルファ星とは、その星座の中で最も明るい(明るく見える)星。

天の川が三角形を横切るように流れているはずですが、この辺では全く見えません。
見える星の数が少ない都会のほうが見つけやすいかもしれません。

オリオンの右肩にあたるベテルギウスは肉眼でも赤いのがわかります。

三角形の左にも明るい星がありますが、オリオン座の2番目に明るい星(ベータ星)リゲルです。
実はベテルギウスは変光星(見かけ上明るくなったり暗くなったりする星)なので、
リゲルのほうが明るい時もあります。


ベテルギウスは赤色巨星でいつ爆発してもおかしくない状態です。
ベテルギウスが超新星爆発すると、膨大なエネルギーが放出されます。

この際のガンマ線バーストをまともに食らうと地球上の生命などは一たまりもありませんが、
ガンマ線バーストは恒星の自転軸に沿って放出されるので、多分大丈夫でしょう。

多分、と言うのはベテルギウスの自転軸は地球のほうを向いていないのですが、
超新星爆発の際に自転軸がどの程度ぶれるのかはよくわかっていないので、
状況によっては自転軸が地球のほうを向く可能性がないわけではないからです。

ところで、コンデジで撮ったまんまの表示では、リゲルを含む4つの一等星以外の星はほとんど見えません。


しかし、明るさやコントラストを思い切り操作して、わずかに捉えていた光を増幅してやると、
オリオン座の全容が見えてきました。(と言うか見えるように操作した)


ベルトにあたる三ツ星もはっきり見えますが、残念ながらその下方にあるはずの
オリオン大星雲(オリオン座星雲、M42)は見えませんでした。

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