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Think Yokoyama Weblog

50代のお部屋へようこそ…

冬の迷い路

2010-02-08 21:24:40 | 子噺し
少年の住んでいる所は雪が深い。
家の周りの広い広場には3Mは積もっている。

少年は今日もスコップを持って遊びに出た。
彼は雪の壁を見るとトンネルを掘りたくなるのだ。
お父さんの仕事がトンネル工事だった影響もあるのだろうか?
今日もまたトンネル堀りに精を出す。

少年はトンネルを掘り進んで、ふと思い階段を作って地上に出てみた。
「立体交差って凄いな!」
地上(雪上)は道を造れば楽だ。
でもそれだけでは芸が無い。
また地下に潜る道を創ってみる。
「分かれ道も欲しいな!」
「あそことここをトンネルで繋げてみよう!!」
彼の作る巨大な迷路が姿を表し始めました。

するとある日からその光景を見ていた近所のお友だちが1人2人と集まってくるようになりました。
一緒に迷路を作って、その迷路で鬼ごっこをして遊びました。

解説:小学校の頃の話。
 アパートに住んでいたのですが、裏の敷地で冬には迷路を(掘って)創っていました。
 僕は何故か迷路が大好きです。
 これは冬だから出来る迷路遊びです^^
 まだ季節やシチュエーションによって迷路遊びのやり方があります^^;
 いつもでしたが、1人でやり始めていつしか皆がその迷路遊びに参加していました。

 この歳になっても雪深い地元で雪壁を見たら、ムズムズしました^^

 労働から遊び(楽しみ)への記憶
コメント (3)
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