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Think Yokoyama Weblog

50代のお部屋へようこそ…

デッドヒート

2011-10-17 20:22:16 | 子噺し
秋晴れ
そして早朝の花火

今年もマラソン大会がやってきました。

大会前、クラスの話題は「誰が今年勝つか?」でした。
「やっぱりHだろ」「Iが最近速くなったぞ」「ヨコじゃない?」
女子もワイワイ予想してました。
3人の中では、少年は不利との予想が大半でした。

「今年勝ったら、僕かっこいいなぁ・・・」
毎回H君に負けている少年。
「今年こそは!」と密かに燃えているのでした。


スタート!

グランド7周半の1500m走が始まりました。
案の定H君がトップに立ち、I君が追う展開。
少年はその後に続く展開です。

4周を越えたところでレースが動きました。
I君がH君を抜いてトップに。
歓声と驚きの声をあげる観客。
H君とI君が抜きつ抜かれつつのデッドヒート。

しかし少年は虎視眈々と狙いながら付いていきました。

そして5周目・・・

2人が駆け引きをしている時に、少年が遂に仕掛けました。

「!!!」


大歓声

少年が手にしたものは、「頂点」という称号でした。


解説:4年生の絶頂期^^
 遂に1位を取ったのでした♪

 5周目でトップに立った時「あれ?簡単に抜けた」と思いました^^
 ただ、まだ2周半残ってるわけです。
 「早く仕掛け過ぎた」とも思いました。
 その後の逃げ切りに「あの小さいヨコがねぇ」って感じで黄色い歓声を頂きました^^v

 マラソン大会で優勝するのは、ある意味ステータスなので嬉しかったです。
 そしてバレンタインデーに繋がっていくわけです^^
 意中の人を意識しつつTT

 その頃は、転落人生を迎えるとは思ってませんでしたがねf^^

 頂点の記憶
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新幹線

2011-09-06 20:14:57 | 子噺し
「将来、何になりたいですか?」

先生はクラスのみんなに聞きました。
「野球選手♪」「総理大臣♪」「パイロット♪」
「美容師さん♪」「歌手♪」「お嫁さん♪」
みんなでワイワイ。

給食の時間の校内放送。
順番がまわってきて、少年のクラスの番になったのでした。

「僕は電車の運転手になるんだ♪」

先生はみんなのなりたいものを聞いて、録音する順番を決めました。
少年は最後のほう。

少年「M君は何になりたいの?」
M君「僕は新幹線の運転手になるんだ♪」
少年は車種まではこだわっていませんでしたが、速いからかっこいいなぁと思いました。

一人づつ録音が進み、少年の番がきました。
緊張しながらも「僕は電車の運転手になりたいです!よこやまかずとし」
大きな声で言えました。

そして次のM君の番です。
「新幹線になりたいです!」

???

先生は録音を止めて、「新幹線の運転手だね?」と聞きます。
うなずくM君。
もう1度・・・
「新幹線になりたいです!」
もう1度・・・
「新幹線~に・・・なりたいです!」

少年は新幹線を愛するM君を尊敬しました。


解説:小学校低学年のはなし
 たくさん父親と旅行したからですかね?
 この頃は電車の運転手でした。
 今でも運転はしなくていいから、小田急ロマンスカーの先頭に乗ってみたいです^^

 収録後M君は、確か先生に怒られてしょんぼりしてました。
 怒らなくてもいいのにと思いますが^^;
 (「仮面ライダーV3になりたい」とかと同類とも言えるし♪)

 「新幹線」を意識すると、M君の事を思い出します。
 今はどこで何をしているのでしょうか?

 同化の記憶
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司会

2011-06-28 20:53:29 | 子噺し
「なにかありませんか~?」

少年は何度この言葉を発しただろう。
そして無反応の教室。
・・・

3年生の1学期の時。
クラス替えがあったばかりで、お友だちがバラバラ。
そんな中人気投票で委員長と副委員長を決める。

少年はなぜか2位になり副委員長に選ばれる。
1位は初めて会う女子。

「悔しいから来年は委員長になるぞ!」

そして4年生。
案の定去年1位の女子と一騎打ち。
辛くも逃げ切り少年が委員長になり、その女子と立場が逆になりました。

「よし、やったね!!!」

しかし少年にとって、そこから闘いが始まるとは夢にも思いませんでした。

毎週水曜日にやってくる学級会(ホームルーム)。
議題をクラスで決めて話し合うという時間。
少年が副委員長と書記係を従えて黒板の前で進行をし始めます。

「なにかありませんか~?」
「◯◯君、ありませんか~?」
「◯◯さん、ありませんか~?」
・・・

毎週打ちのめされる少年でした。


解説:委員長・・・それは年に3人のみ選ばれるポジション。
 そしてその1学期を担当する者が、クラスの中の代表者でもあるf^^v

 選ばれるのは嬉しかったんですが、学級会は本当に毎週大変でした。
 先生は助けてくれないし^^
 早くチャイムが鳴らないかなぁと、そればっかりでした^^;

 仕切ることの難しさを4ヶ月間でた~っぷりと味わいました。
 1時間も討論というか言葉が続くってかなり大変なことですよ^^;

 途切れる会話の記憶
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青白い子

2011-02-27 20:12:55 | 子噺し
少年はある決意をしました。
「1年中半袖短パンで過ごす!」

3年生の10月を迎える時のこと。
担任の先生が言いました。
「そろそろ衣替えなので体操着は長袖長ズボンにしましょう。でも元気になるために冬でもこのまま頑張っていいですよ。」

誰もやったことのない、半袖短パンでの冬越え。
少年は決意と共に友達と「やろう♪やろう♪」と盛り上がっていました。

11月になり徐々に脱落していく友達。
少年の席は廊下近くで寒い。
でも頑張っています。

初雪が降ろうとも学校に来たら半袖短パン。

1月になり席替えがありました。
ストーブの前の席になれた少年。

「助かった・・・」

この季節になると残っている数人の男子は意地の張り合い。
女子もそんな少年達を応援する状態でした。


外はたくさん積もっている雪のある日・・・
ついに動きました。

最後の1人が脱落。
友達が長袖に着替え始めた時に勝負が決まりました。

「やった~♪」

少年は春が来るのを楽しみにしていました。


解説:3年生の時のはなし
 健康教育の一環として、「冬でも薄着」が行われてました。
 通せた僕は、担任から表彰されました^^v

 普段は長袖ですが、学校に来たら半袖短パン。
 寒いこと寒いこと^^;

 白い体操着だったのですが、長袖は青。
 徐々に下だけ長ズボンとか、上だけ長袖という友達が出て来て、青率が増えていくわけです。

 結局最後一人になって女子の羨望の眼差しを得た時は嬉しかったです^^;
 無事風邪もひかずに1年通せました。

 ただ、4年生の冬。
 風邪をひいてしまい、断念してしまいました。
 クラス全員が「え~!?」ってビックリ^^

 でも「なんて長袖長ズボンは温かいんだろう」って当たり前のことを知るわけですが^^;


 意地の記憶
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嬉~バレンタイン~悲

2011-02-14 16:32:09 | 子噺し
給食が終わり、休み時間に少年は友達と遊びに行こうと思っていました。
すると担任の先生から「視聴覚教室に来なさい」と言われました。
その先生は優しいんだけど顔は恐い。

「顔が怒ってる・・・怒られるのかな???僕なにも悪いことしてないのに」

先生は少年と遊ぼうとしていた友達にも言って去って行きました。

「おめぇ何かやったろ~?」「なんもしてねぇてぇ!」
ビクビクしながら4人は視聴覚室に向かいました。

先生は既に視聴覚室の教壇の前に。
怖い顔・・・

緊張する少年達・・・

・・・

ニコ~っと先生が突然笑顔になり、「女子入って来なさ~い♪」と言いました。

するとクラスの女の子達がキャッキャしながら入ってきました。
「この娘たちはみんなでチョコをあげたいんだそうだ」と先生。

実は少年は午前中に1個も貰えなくて、軽く落ち込んでました。
しかしそこは調子に乗りやすい少年。
ちゃっかり意中の子が居るのを確認してワクワク。

女子「面と向かって渡すのはしょうしい(恥ずかしい)から、後ろ向いて~」
どうやら好きな男子の後ろに並んで順番に渡すらしい。

顔真っ赤でも言うなりの心ウキウキな少年達。
「あの子僕にくれるかな?・・・」


「もういいよ~」の声で振り返りました。
女子は異常に盛り上がってました。
照れる少年達。

が、少年は気付いてしまいました。
意中の子は隣のS君の列にいることを・・・

少年は顔で笑って心で泣いてました。


解説:小学4年の時の話し。
 4年生はモテ期絶頂だったんです♪(なぜかは後日)
 クラスの女子は大抵「ヨコが好き」だったらしいですf^^;vー~

 で、一緒に呼ばれたS君とA君もモテました。
 彼等とはいっつも野球して遊んでましたねぇ。
 この頃は運動が得意だと女子に注目されやすいようですね♪

 ちなみにチョコの数は僕が1番でした^^v
 でも、意中の子からは貰えずが何とも悔しかった~><
 チョコは甘くても世の中そんなに甘くない♪

 印象に残っているバレンタインデーでした。

 その後の転落期の話もありますが、後日^^


 人生の苦みを知った記憶
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スキー場

2011-01-12 17:58:01 | 子噺し
少年のお父さんは国鉄職員。
トンネル掘ったり鉄橋作ったりしていました。
お休みの日は山に登って、帰って来たら見た景色を油絵に描くお父さん。
とても活動的です。

少年はお父さんによく付いていってあちこち出掛けてました。
冬になるとスキー場にも連れて行ってもらいました。

少年の家から近くのスキー場までは2Kmくらい。
少年にとっては遠い道のり。
毎回タクシーに乗って行くのが楽しみでした。

この日も下のゲレンデでたくさん滑りました。
「いつかリフトに乗って上から滑りたいなぁ。」

夕方になり楽しい時間も終わり、少年もクタクタ。
2人で帰り支度を始めました。

そしてスキー場を後にすると、お父さんはとっとと家に向かって歩き始めるではないですか。
少年「疲れたからタクシーで帰ろうよ~!!!」
しかしお父さんは「歩いて帰るぞ!」と言い、スタスタ歩き始めます。

「いやだ~いやだ~!!!」
少年は泣きわめき出します。

「スキーが重いよぉ~」とブー垂れようが、お父さんは行ってしまいます。
散々泣きながらも少年は、お父さんの背中を遠くに見ながら、トボトボとゆっくりと付いて行くのでした。

家に着くと少年は泣きながらお母さんに説明し、慰めてもらうのでした。
「もう絶対に行かない!」
少年は固く誓うのでした。


そして数日後・・・

父「今日もスキー場行くか?」
少年「え?スキー場??うん!行く~行く~~!!!」

少年はニコニコしながら今日もまた、タクシーに乗ってお父さんとスキー場へと向かうのでした。


解説:小学校低学年の頃のはなし

 スキー場(今はもう無いんです。そのスキー場・・)に行くのは楽しいけど、帰りがいつも憂鬱でした^^
 ただ、楽しみを優先する機能がこの頃付いたのだ思われます^^v

 うちの父親は当時30才前後。
 リフトも無い100m級の斜面に行った時があり(その日に弟が生まれました^^)、
 僕をソリに乗せて上まで何回も上がってくれました。

 僕には出来ません^^;
 まぁ、父親はアクティブです。今でも^^


 第1次「体力・忍耐強化実習」の記憶
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大忙し

2010-12-17 21:51:48 | 子噺し
少年の毎週水曜日はエレクトーンの日でした。
それ以外は近所の男の子達と遊ぶ毎日。

でも3年生の時
毎日遊んでいた一つ上のD君が剣道を習いに通い始めました。
最初は剣道に興味を示さなかった少年。
でもお友だちが月曜と金曜日に行ってしまうので、一人で遊んでいてもなんかつまらないのでした。
「ぼく、剣道習って身体を鍛えるよ!」
お父さんに頼んで、通わせてもらいました。

少年が4年生の時
クラスのお友だちが去年からそろばん塾に通っていて、なんか楽しそう。
最初はそろばんに興味を示さなかった少年。
でもお友だちが火曜と木曜と土曜日に行ってしまうので、一人で遊んでいてもなんかつまらないのでした。
「ぼく、そろばん習って算数得意になるよ!」
お母さんに頼んで、通わせてもらいました。

「みんなと一緒に遊んでる」

少年のお稽古事の動機が、「学びたいから」ではなく「みんなと一緒に居たいから」だったのですが、
両親には内緒にしているのでした。


解説:塾のお話し。
 一番のピークが4年時で、日曜日以外は全部塾でした。
 5年になると部活が始まるので、エレクトーンと剣道は辞めました。
 学校の授業が終わっても、また友達と一緒にいる感じが楽しかったんだと思います。
 が、ハードスケジュールだったのは間違いないです^^

 そろばん塾が始まるまでの時間は、野球をしたり漫画を読んだり(←塾の待合室にマガジンやらサンデーやら毎週分が蓄積されていた素晴しい塾でした^^)と有意義。
 剣道では、バスに乗って行く距離だったので、町の交通手段のしくみを学んだり。

 その頃から今に通じるものを体験していたのかもしれません。

 予定(膨)調和の記憶
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ステージへ

2010-11-05 18:44:45 | 子噺し
少年がエレクトーンを習って4年目の時。
教室の先生が、「そろそろカズ君も発表会に出ない?」と言いました。
発表会とは、教室に通っている子や別の教室の子も沢山出て、日頃の成果を発表する会でした。
前年から出ていたM子ちゃんは楽しそうだったので出てみました。
お母さんから用意された一張羅を着て。

隣街の大きなホールでの発表会。
お揃いの上下で、ジャケットと半ズボン。
そして白タイツ。
少年の姿はそんな会場でも完璧でした。

ただ本番は、家や練習でやっていた椅子と違ったため、小さい少年は座ると足が届きません。
ほとんど立ちながら弾いていた少年は、演奏を終えたあと非常に不機嫌でべそをかいていました。

「もう出ない!」

と言っていた少年でしたが、次の年もその事を忘れたようで出場しました。

少しは大きくなった少年。
椅子にも足が届くようになった少年。
今年もお揃いの上下で白タイツの完璧な少年。

順番待ちの緊張を押さえながら、ついに自分の出番で演奏が始まりました。
たくさん練習をしたから、自信満々でした。

ここぞ!というところで・・・
なんと少年は違う所を弾いてしまいました。

「あ!おにいちゃん、まちがえた~」

ホールに響く、やっと喋りだしたばっかりの弟の声・・・

それ以降少年が白タイツを履いて発表会に出場することはなくなりました。


解説:小学3~4年の話。
 いわゆる僕の人前演奏デビューです^^

 エレクトーン教室には5年間通いましたが、ラスト2年で2回出ました。
 発表会は、弾く子とその家族や知人、近所の人などが集まって、広いホールで行われました。
 待ち時間が長かったので、「早くやってのんびり観たい」と思ってました。

 2回とも良い記憶はありません^^;
 弟も家での練習を散々聴いていたので、間違えた所はすぐに解ったのでしょう。
 思い通りにいかないのがライブということでしょうか^^

 ただ、普段着ない服を着て出るという事は楽しかったです。
 特別な時間を過ごしてるというか。


 緊張と屈辱と快感の記憶
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担当者

2010-11-03 21:32:46 | 子噺し
少年の小学校では、文化祭の時に学年ごとでの演奏会がありました。

やりたい楽器、やりたくない楽器
いろいろありましたが、決めるのは音楽の先生。

保育園の頃からエレクトーンを習っていた少年。
2年生の頃には教室にあった足踏みオルガンを、休み時間に友達に披露したりして得意気でした。

そんな姿を見ていた先生は演奏会の時、大勢のみんなとは違う楽器を少年に担当させました。
最初の頃は鉄琴。
小さい少年にとって大きな鉄琴は大変でした。
でも、「鍵盤みたいだけど、叩いて音が出るのが面白いなぁ」と喜んでいました。

3年生くらいになると、それまでピアノ伴奏をしていた先生からM子ちゃんに変わりました。
M子ちゃんは一緒に習いに行っていたお友達。
ピアノを弾ける人は、学年で1人だけ。
初めてその姿を見た時、少年には「M子ちゃんは特別なものを任されている」と思いました。

「僕も弾きたい・・・僕もあぁゆうのがやりたい」

そしたら翌年先生は、少年にエレクトーンを用意していてくれました。
この楽器も1人だけ。

多くのみんなはステージ上で演奏するのですが、エレクトーンとかはステージ下に組まれ、
少年にとって何か特別の場所でした。
「うれしい」

それ以降卒業するまで少年の「エレクトーンのポジション」は守られました。


解説:小学校の文化祭の話

 休み時間に好んで良く弾いていた曲は、ジャズでグレン・ミラー楽団で有名な「In The Mood」。
 曲中に出てくる低い一定音があるのですが、決めのフレーズの後に「ぶ~」って弾くんです。
 それを「おなら~」とか言いながら。(小学生なんでね^^)
 まぁ受けるから毎回弾いてたんですが・・・アレンジの事を初めて意識したのかも知りません^^;

 そんな事もあってか、演奏会ではエレクトーンを担当させてもらいました。
 「1人しか任されない」という楽器は数えるしかなかったので、子供心に「特別」でした。
 どんな曲をやったかは覚えてませんが、楽譜通りに演奏したと思います。

 M子ちゃんももちろんピアノを卒業するまで担当していました。
 まぁ、ピアノは女の子のものって思ってましたし^^


 聖域の記憶
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負けん気

2010-10-19 16:31:31 | 子噺し
足の速かった少年が楽しみにしていた季節がやってきました。

マラソン大会

1年生の少年は校舎の周りを走ります。上り下りのある500mです。
でも、この日は風邪をひいていました。
頑張って走ったけれど、7位でした。
1位はH君でした。
「風邪さえひいてなきゃ・・・」

2年生になった少年の体調はばっちり。
昨年と一緒のコースを走ります。
なんとか頑張ってみたものの、足の速いH君には及ばず2位でした。
「くやしいなぁ・・・」

3年生。
今回からグランドで7周半の1500m走。
2年連続1位のH君はもはや走りのヒーロー。
「今度こそ勝つぞ!」

またしても2位でした。

メラメラとライバル意識を燃やす少年。
「来年こそは絶対!!」

そして4年生の持久走大会を迎えるのでした。


解説:小学生の頃の話。
 自分も足は速くて、リレーの選手になったりしていました。が、
 足の速かったH君にどうしても勝てませんでした。
 その頃から「2位好き」が芽生えたのかも^^;
 まだ上を目指せるから♪

 マラソン大会とか持久走大会は、当日は「雨だったらなぁ」と思うのですが、
 目立ちたいという欲求が楽しみに変えていました。

 そして迎える4年生時へと・・・

 連敗の記憶
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