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ケイマン(987前期) with サラリーマン

注)この記事を参考に作業を行った場合の責任は当方は一切負いません。あくまで自己責任でお願いします。

ケイマン(987) ホイールの話

2013年08月11日 | クルマ
今日はポルシェのホイールとタイヤについてです。

じつは軽量化を目的に私のケイマンのホイールを、
純正からもっと軽いホイールに買えることを検討しておりました。
しかしこれが簡単にはいきません。
それは主にPCDの問題です。

PCDってご存知ですか??
ホイールを代えようとした方なら皆さんご存知だと思いますが、
ホイールをハブに取り付けているボルトを結んでできる円の直径のことです。

このPCDは現在の主流は114.3mmまたは100mmなんです。
しかしポルシェのPDCは130mm。
このためホイールが見つかりにくいんです。

もちろん911用のホイールはさすがにいっぱいありますし、
ケイマンに取り付けられるのもいくつか出ています。
しかし、こと17インチとなると全くないんです!!!

それはもちろん交換用のホイールは見た目を改善するために大径化をあわせて行うのが普通なので、
ケイマンは18インチ以上があれば普通の人はいいんでしょう。
でも私はそれでは困るんです。

なんでか。
基本的に18インチって17インチより重いんですよ、径も幅も大きいから(あたりまえ)。
軽量がウリの18インチの鍛造ホイールつけようとすると、
大抵17インチの純正ホイールとほぼおんなじ重量・・・・。
高い金だして、乗り心地悪くして、軽量化量ゼロ・・・・・・。
それにおれタイヤハイトが小さいのをかっこいいと思わないし・・・・・・・。


そこで考えたのが、986ボクスターの16インチ純正ホイールです。
純正の17インチがフロント8.0kgに対して、986の16インチは7.3kg、
リアが17インチは9.4kgに対して、16インチ8.4kg。

これなら4輪で3.4kgの軽量化になりつつ、コストも低いです。
それで「よし!インチダウンだ!!」
・・・・・と思ったのもつかのま、次の問題発生です。

986ボクスターはフロントが205/55R16、リアが225/50R16
987は205/55R17、リアが235/50R17。

そう、987系は986系より1インチ(=25.4mm)タイヤの外径が大きくなっているんです。

外径が変わっちゃうとスピードメーターが合わなくなるだけでなく、
縦方向の接地面が変わるので性能にも悪影響があります。
(ポルシェも性能向上のために大径化しているので)

そこで外径をあわせるためには扁平率を上げる必要があります。
フロントを205/60R16、リアを225/60R16(235/55R16のほうがぴったりきますが、規格外)など。
すると、今度はタイヤがないんです。
60のスポーツタイヤなんでいまどきないんですよ。
あるのはエコタイヤかセダン向けの静音性能重視のタイヤかミニバン用。
軽量化するためにタイヤがエコタイヤになったんじゃ、
何の影響で車両の特性が変わってるのか、さっぱりわからなくなってしまいます。
残念。


ワンオフのマグホイール(なんてものも世の中にはあります)を17インチで作って、
N指定タイヤをつければいいんでしょうが、
そんなのは100万円コース・・・・。

というわけで、ホイールでの軽量化はいったん断念。
もしケイマンに付けられる17インチ鍛造アルミホイールの情報があれば、
ぜひ教えてください。