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ケイマン(987前期) with サラリーマン

注)この記事を参考に作業を行った場合の責任は当方は一切負いません。あくまで自己責任でお願いします。

987 ケイマン 軽量化目標の妥当性

2016年04月15日 | クルマ
目標重量について、

最近いろいろ面白い情報が得られたので、

現時点の情報に基づいて、もう一度目標について考えてみました。



私の現在の軽量化目標は1185㎏です。



これはPW比とTW比から、効率の良い加速性能の向上が見込める上限で設定しています。

この状況については、近年のDCT(ポルシェで言えばPDK)とローンチモードの普及で少し変わってきていると思いますが、

そこの集計はしていないので、現時点では情報の更新はありません。



では何の情報が入手できたのかというと、

996/997世代の軽量化限界点がだいたいわかる情報がいくつか得られたのです。



まず一つ目が、神奈川県のショップ「Check Shop」の997GT3 RS。

北米仕様ベースで、徹底的に軽量化して、現在1220㎏。



次がM’sマシンワークスのケイマンGT3。

987ケイマンをベースに徹底的に軽量化して、現在1100㎏台。



次がサンライズブルーバード千駄木が製作中の986ボクスター2.7Lのレーシングカー。

こちらもサーキット走行に的を絞って徹底的に軽量化して、現在1150㎏。



この3つの事例から、

私の987ケイマンはいくら”徹底的に”軽量化しても1100㎏を下回る可能性は0であることが分かりました。



専門の技術を持ったショップが、公道走行をある程度無視しても1100㎏台後半である事実から、

結論付けました。



現在手元の集計によると、

基の重量が1345㎏、

部品を外す軽量化で90㎏、

部品を軽量なものに交換することで60㎏、

(1万円/1㎏以下の軽量化案件に絞った積み上げ値。)

でトータル1195㎏まで見積もれています。

目標まであと10㎏ですが、上記の例を考えると、この辺が限界かもしれませんね。

(3万円/1㎏ぐらいのネタも積めばあと10㎏ぐらい行けるんですが)



というわけで、皆様、

もし986/987で軽量化に取り組むなら、ゴール設定は1.1t台におくとよいようです

ガレージ!!

2016年03月16日 | クルマ
少し前になりますが、
ガレージを建てました!!

もともと、今の家を購入するときにガレージは作るつもりで、
建売でありながら敷地に余裕があってガレージが立てれる物件を購入しており、
家の横の空き地を利用して、ガレージを建てました。



土地が許す限り幅も前後も取ったんですが、
車を収めてみると、「もっと広いとよかったんだけどなー」と思ったりして。

で、何のためにたてたかというと、
ケイマンを軽量化するに当たって色々作業をしなければならないんですが、
屋外でできることには限界があって。

また、屋外作業の最大の問題は、途中でやめれれないことです。

ドアが閉まらない状態で放置するわけにもいかず、
バッテリー端子抜いたままではセキュリティーは働かないし、
鍵も閉めれないですから。

となると、作業はまとまった時間が取れる時しかできません。

少しの空き時間でも作業が進められるようにするためのガレージです。


で、いくらかかったかといいますと、約200万円です。
・・・・・・

結構高い・・・・。
(それでもオーバースライダーはあきらめたりしてます)

冷静に考えると、200万円あれば、
やりたい軽量化全部やって、作業をプロに任せてもおつりがくるような気が・・・・・・・。
さらに、さらに、200万あれば新車で981が買えたような・・・・・。
(中古の987ケイマンS後期とかね)



皆さんはわたくしを他山の石として計画的に車趣味生活をお送りください。


参考までに、
ガレージを建てるにあたって既製品(イナバのガレーディア等〉も検討したんですが、
既製品を建てるんでも150万円以上して、
木造在来工法で、注文で建てたときの差額を考えて、
結局木造にしました。


で、せっかくガレージが手に入ったので
昔からやりたかったんですがなかなか手が出せずにいた、
自作FRPに挑戦しようと思ってます。

次回をお楽しみに。

ケイマン(987)ドアの構造調査 その2

2016年03月13日 | クルマ
このブログの一番の目的は自分の作業の備忘録で、
実際最近自分の作業で忘れているところを思い出すのに役に立っています。

ではドアの構造調査の続きです。

今日はアウターハンドルを外してみました。

ドアの内貼りさえ外してしまえば、取り外すのは簡単です。

ドアハンドルの内側には金属製のカバーがついています。
このカバーの室内側にナットが2つついているので、
これを10㎜のレンチで外せば外すことが可能です。

外側に当たる赤いハンドル部分はドアパネルに下側2か所で噛んでいるので、
この爪を押し上げれば外側に外れます。

外したら車体の後方側にドアのラッチを開放するためのレバーがありますので、
ここの接続をはずせばドアハンドルが取れます。


また金属製のカバーは樹脂のハンドルを外してからなら簡単に外すことができます。

で、外したハンドルとカバーがこちら。


外したドアがこちら。


この穴の中に白く見えているところが
ドアラッチを解除する部分。
ここをひっぱるとドアが開きます。

ただし注意点が一つ。
引っ張りすぎるとカチッという音がして、
それ以来ラッチがかまなくなります。
つまりドアが閉まらない。
しまった状態で保持できなくなります…。

これはどうすれば治るか。
はっきりはわからないんですが、
ドア側のラッチをかみこむところをドライバーでラッチが入るように何度か押し込み、
その後何度かドアを閉める動作をすると、
カチッという音とともに、いずれラッチがかむようになります。

あまり慌てなくても大丈夫。
何度かやれば治ります。

これを読んでいるであろう、もう一度ドアハンドルをばらそうとしている俺、
今日は説明があまり具体的じゃなくすまん。

ケイマン987 ドアの構造調査その1

2016年03月12日 | クルマ
以前ドアの内貼りをはがして、
内部の構造を調査したことがありましたが
http://blog.goo.ne.jp/thedatleas/e/63d28a06b8bafe5e8492d04b47ba2371

今回はもう少し突っ込んでばらしてみました。
まずはガラスの取付構造から。


ドアの内貼りをはがしその内側のアルミパネルをはがすと、
この写真のようになります。
この写真のうち、真ん中にあるのがドアの昇降を行っている巻き取り機で、
これを右回転させるとワイヤーが巻き取られてガラスが下がり、
左回転させるとワイヤーが繰り出されてガラスが上がる仕組みです。
メーカーによっては昇降にリンク機構を使っているメーカーもありますが、
ポルシェはレール(この写真で上下に走っている黒い部品)に沿って、
ワイヤーに固定されているガラス取付ブラケット(この写真の銀色の部品】が上下する機構です。
これはばらしやすくてありがたい半面、取り付けるときに位置だしが難しそうです。

こちらは前側のガラスの停め点。
銀色のブラケットの真ん中のネジを外すとブラケットが緩んでガラスが外れます。

こちらが同後側。

ちなみに今回外したのは助手席側の内貼りですが、
内貼りを外した状態でも運転席側からのガラスの昇降が可能です。
これは助手席の内貼りは全面的に要らないですね。

今回はここまで、
次はアウターハンドルを外してみます。

フロントフェンダーの軽量化検討

2015年09月06日 | クルマ
忘備録。

フロントフェンダーの軽量化について。

フロントフェンダーは取り外していないので、単品の重量は不明です。
しかし、フロントフェンダーの板厚が分かりましたので、それをもとに軽量化を遠投してみます。

フロントフェンダーの板厚は、板厚計測器を用いると0.75㎜。
ただしこれは塗膜込みの厚さなので、鉄板の厚さとしては0.65㎜と予測します。

塗膜は材料を置換しても必要なので、軽量化の対象は0.65㎜の鉄板の方になります。

で、鉄板の置換を検討してみます。

置き換えるのはFRPとします。

FRPは2プライ(ガラス繊維2層)で重ねると、厚みは1.5㎜~2㎜。比重は1.5~2。
(いずれも樹脂と繊維の比率で変わるため参考値)

ここで、厚みを1.8㎜、比重を1.8とした場合、
0.65㎜の鉄板は1平米当たり5.1㎏、
FRPは1平米当たり3.2㎏。

つまり、1㎏軽量化するには約0.5平米の面積を鉄板からFRPに置き換える必要があります。
0.5平米といえば50㎝×1m。フェンダー片側分の面積よりも広いぐらいです。
すなわち、単純にFRPに置き換えたとしても両側で2㎏の軽量化に満たないでしょう。
(ヘッドランプの取り付けや、車体への取り付け部の強化等で軽量化量は減る)

フェンダーをFRP化するには、車両についているフェンダーでかたどりをするといろいろ面倒なので、
予備パーツを購入して作成することになりますが、ケイマン用のフェンダーはヤフオクでは片側2万円前後します。
つまり4万円で部品を買って、2キロ未満の軽量化。
しかも精度の保証なし(形状がガタガタになり、パテ盛り大会になってさらに重量化)。

フェンダーのFRP化はトレッド拡大、ダクト設置など、軽量化以外の目的がある場合に実施するべきで、
軽量化はできればラッキーぐらいに考えていた方がいいようです。