ちきうの気持ち

行徳地震前兆観測プロジェクトがお届けする,観測のメンテナンス情報とエッセイ風読み物です。

4月4日(月)第2報

2005-04-04 20:10:15 | Weblog

草刈のお知らせです。
明日、早朝、本校中庭にて草刈が行われる予定だということです。草刈時には 地震前兆に似たノイズ波形が出現しますので、ご注意ください。

また明日、草刈終了に伴いご連絡します。

4月4日(月)

2005-04-04 09:06:23 | Weblog
のち

おはようございます。本日は早朝に雨が降り、現在(9時)は小降りになっており、まもなく止むようです。
さて、4/3(日)から今日にかけて福島県内陸・福島県沖で地震が発生しました。この地震と3/31の電波異常伝搬の関係についてです。

3/31の西方向および他のチャンネルでの異常値は、気象性やいわゆる都市の人工ノイズの可能性は低いことを申し上げました。では残された可能性がすべて地震かというとそこはまだ未知の部分がありますので、「地震性の可能性も含めて注視します」というコメントとなったわけです。
さて、残念ながら我々ができるのはここまでです。 結果どこで地震がおこるか、いつか、規模はどの程度かということを正確に見積もることは現時点で、できません。 したがって予測も公にはできないわけであります。

観測事実として季節的にはあまりない突発的なEスポが発生していたこと、水文水質データベースの3/30の本州エリアでの欠測などから地震性による電波異常の可能性も考えていたわけであります。

では、福島県内陸・福島県沖の地震発生前には必ず今回のような電波異常伝搬が現れるのかというと、それがまた保証できない難しさがあります。 今までの観測結果から、同様の震源・メカニズムにおいても明確に前兆が検出できる場合、できない場合があるからことがわかっています(ここが科学的でないと批判を受ける部分なのですが。ですから確率としてでしか申し上げられないわけです。)。

アラートはそういった意味で、関東周縁でM4以上の有感地震が3~4日以内に ”確率的に”あるかもしれない程度のものとお考えいただけたらと思います。 もちろん、雷やその他の地震以外のノイズについては引き続きこのブログ等でお知らせしていきます。