ちきうの気持ち

行徳地震前兆観測プロジェクトがお届けする,観測のメンテナンス情報とエッセイ風読み物です。

1月17日(阪神淡路大震災から10年)

2005-01-17 18:12:42 | Weblog

昨日まで雨。日中は急速に湿度低下 7時台が80% 8時台が70% 12時で32%くらいとなっております。
風は、北の風 4m/s程度でした。湿度変化は激しかったですが、無指向は11時頃から220mvでフラットに推移しました。

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さて、今日で阪神淡路大震災から10年の歳月が流れました。

地震を専門に研究する科学者の間では、いまだに電磁波による地震予知に関しては無関心あるいは否定的な風潮が強いようです。地震学者の中で電磁波に注目して研究している人たちが圧倒的に少ないことがそのことを物語っています。

我々の観測は今後もリアルタイムに続きます。前兆現象の後出しでは人を救えません。
すべての計測されたデータをありのままに提供していくことで、大きな異常があったときの状態をインターネットを閲覧しているすべての人が証人として目撃することが重要であると考えています。

今日、台風や大雨の状況はインターネットでお茶の間にいる一般の人達が見て災害軽滅に役立てることができています。地震でも同様に、地震と関連があると思われる現象(我々としては電磁波異常)をリアルタイムに見て、それを一般市民が見て自分の行動を決定していくことは今後も重要であると思っています。

もちろん、電磁波観測だけが有効なわけではありません。そういった意味では気象庁等が計測している歪計データなど地殻変動の詳細データがリアルタイムで一般市民にも逐一公開され、「何をもって異常か」が誰でも判断できるようになるといいと思っています。そういったデータも複合的に処理していけば予知精度はもっとあがるものと期待されるからです。 関係当局の方のご検討をお願いしたいと思います。

阪神淡路大震災で被害を受けたすべての人々の今後のご多幸・ご発展をお祈りします。