鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

1997年 フィンランド その3 塔の上から

2023年06月24日 | 海外旅行

タンペレに着いて歓迎パーティーに出かけました。

パーティーはこの塔の上の展望室で開かれます。 高い!

 

周りにある船が格好良い。

 

塔の上からは、 眩しい!  ここは北緯かなりのところです。 白夜まではゆかないが、夕方になっても太陽がなかなか沈まない。 ほとんど水平に近いところで太陽が輝いているので眩しいのです。

 

少しカメラを横に振ると、眩しさはまし。 緑の陸地が続いています、でも山がない。

 

あちこちに湖があるのがわかります、 というより湖と湖の間に地面があるという感じ。

 

中はパーティーの真っ最中。 と言っても単なる立食パーティーだけですが、世界中から集まった研究者たちがたくさんいます。

私の知り合いではR大学のK先生夫妻はじめ、何人か知っている人も来ていました、

 

下を見ると船が並んでいます。 良い感じで、模型で作りたい景色です。

 

こちらには住宅群が並んでいます。 タンペレはヘルシンキについでフィンランド2番目の都市です。

 

私としては、下の線路に列車が通らないかと睨んでいました。 時刻表は持っていないし、1時間に一本ぐらいしかないだろうし、 すると来ました。 陽に照らされてよくわかりませんが白っぽい車体の電車でしょうか? 

あっという間に通り過ぎましたが、貴重な一枚が撮れました。

 

ということで、ヘルシンキからタンペレ、パティーと忙しい1日が過ぎてベッドに入りました。 伊先輩と同室です。

もう、11時ぐらいだと思ったのですが、窓からの光が眩しくて寝られない。 直射日光が入ってきている、カーテンでは追いつかない。

そこで、旅行用のスーツケースを窓際に置いて遮光してやっと寝ることができました。 やれやれ

つづく

 

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EF14の改造 

2023年06月23日 | 模型車両

まずは運転会のお知らせ

HNモジュール運転会

2023年7月15日(土) 昼間

場所  大阪 千里公民館 (地下鉄千里中央駅 目の前)

基本的に仲間内の運転会ですが、見てくれる人がいると嬉しいので、見学歓迎です。 もちろん無料です。

今回は展示などいろいろの企画があるようです。

*********************

 

鉄道模型を中心にブログを書いていますが、

私の鉄道模型感は、かなり歪んでいて、鉄道模型は本物に似せる必要が無いと思っています。 でも、本物らしくとは思っているのです。 基本的に模型と本物は違う、模型には模型の世界があるという考え方です。

だって、本物は大きいし自分で買って走らせられない。 模型はこれちょうだいと買えるし、手で持って遊べる。 所有欲や購買欲を満たせるし、工作欲も満たせられます。 考え方は人様々ですが、案外工作派というか、実物をそのまま小さくしてできるだけ似せるように作りたいと思っている人は、だんだん狭い領域に入って行って、いかに精密に作るばかり考えているようです。

そこで、私としては、それに逆らうように、鉄道模型趣味誌に「がむしゃら車両改造術」という記事を載せたことがあります。

家庭内で模型を楽しむには、車両だけでは無くてレイアウトが欲しい。 しかしよっぽど大きな家でなければ、実物のような緩いカーブのレイアウトなどできない。 必然的に急カーブのレイアウトとなりますが、そこで走らせるためには車両も急カーブを走れて、もちろん連結して走れて、駅からはスムーズに走り出してスムーズに止まれる、と言う車両が必要になる。

この時に、実物と同じ動力機構や連結機構などでは全く走らせることができずに、模型独自のメカニズムが必要ということが原点になっています。 そのためにはあまり実物に拘ると、棚に飾っておくだけの模型となり、ソリッドモデルと変わらない。

走らせてこそ模型という考えです。 さらに言えば、模型を線路に乗せ降ろしする時には手で握って操作するし、連結などでもけっこう手荒い方法で行ったりします。 だから模型には模型の構造がいるし、模型の世界がある。

 

ということで、改造の一例を挙げます。

1966年に神田のカワイモデルで完成品を購入。 ずいぶん昔の話です。 もともと安い製品のメーカーでキットもありましたが、完成品を買わないとこのメーカーの造りが分からない。 店でテスト走行でインサイドギヤだが案外音が静かと思って購入。

でも、家で走らせるとバラスを敷いた線路では音がやかましい。 そして、貨車をつなぐと連結器がデッキの先、すなわちボディーの端に取り付けてあるので、急カーブでは線路の中心から大きく外に外れて、連結しては走れない。

さらに、単車でもすぐに脱線する。 調べたら車輪が振っている。 そこで店に電話したら新しい車輪を送ってくれたが、やはり車輪が振ってどうしようもない。 このメーカーの技術はこれが限度なので仕方がないと思ったのでした。

使い物にならないので改造をすることにしました。

まずは色を剥がしたのみで、まだ改造前です。 こういう構造です。 ちなみにこの時代でもヨーロッパの製品はインサイドギヤなど使っていません、しっかりしたダイキャストでフライホイール付きのモーターでスムーズな走りをしていました。

 

とりあえず、連結器をつける車体端板をデッキから外し、台車につけて、台車マウントになるようにしました。 

そして、集電不良がおきるので、集電シューを付けて全車輪集電に改造しました。

 

次にフランジを大きくしました。レイアウトが急カーブで脱線頻発だったのでフランジを大きくするように改造。

真鍮板をドーナツのように切ってフランジの外側にはんだ付け、やすり仕上げです。 旋盤は使っていません。まあ、普通の人はフランジを大きくなど怒り狂うような改造でしょうが、これは私の車両だから私の勝手だ。 でもって効果は抜群、急カーブのトンネル内のカーブポイントでも全く心配なく走らせられるようになりました。 私としては大成功。 フランジを大きくする他の方法として、真鍮線をフランジの外側に巻き付けてハンダで整形する方法もあります。

でもね、基本的にモーターと伝導機構が話になりません。 スムーズな運転など夢のまた夢。

 

ここで、車体にも色を塗ってありますが、近江鉄道のED14風に改造しました。

しかし、大改造はこの走り装置です。 カトーのEF61用の伝導装置を使用、ボディーの長さが短いので片側の伝導機構だけを使うようにして、ダイキャストを短く切っています。

 

車軸はカトーのもので、車輪はカワイのフランジを大きくしたものを使用。

台車の軸距離がほとんど同じなので、台枠はカワイのものを使用。 取り付けはにはかなり工夫しています。 

片側の代車のみに伝導です。 もちろん全車輪集電にしています。

 

動力装置がよくわかると思いますが、カトーです。

車体の顔も近江鉄道風にしましたが、反対側はED14のままです。

走りはとてもスムーズ。 フランジが大きいので脱線はしないし。 問題は片側台車だけの伝導なので、牽引力が弱くて坂にも弱い。 しかし、実際にはほとんど問題ない程度で、なにせ静かにスムーズに走ります。

 

レイアウト、美山線で活躍。 このカーブはR295です。 ほぼN並のカーブです。

 

HNモジュールにも登場。

 

最近HNモジュールの運転会に持って行っていないので、持って行こうかな。

 

ED14おわり

 

 

 

 

 

 

 

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1997年 フィンランド その2 タンペレへ

2023年06月22日 | 模型車両

1997年 フィンランド、ヘルシンキに着いて、今からタンペレに向かいます。

ここでフィンランドを確認しておくと、ずいぶん北です。 この上はほぼ北極です。

 

ヘルシンキはフィンランドの南の端。 タンペレはそこより少し北です。

ロヴァニエミ辺りから北極圏ですので、タンペレはそれより随分南ですが、それでも北海道の稚内よりもずっとずっと、ずっと北です。

 

ヘルシンキからタンペレの地図です。 たくさん湖があり、かなり繋がっていて、一部は船でも行けてシルバーラインクルーズというそうです。 湖の周りの木の葉が銀色に輝くのでシルバーラインの名前があり美しそうです。 でも、そんな暇はないので鉄道で行きます。 2時間ぐらいです。

 

ヘルシンキ駅。 屋根がないだけでは無くて、駅の向こうの景色も広々していて気持ちが良い。

 

これで行った。 線路は広軌で広い。 多分この写真はタンペレについた時。

 

初めてのフィンランド国鉄、乗るぞ。

食堂車(これも多分タンペレ駅での撮影)

 

食堂車内、 このテーブルと通路のデザインが初めての経験。 日本の食堂車とは配置が全く異なる。 

この右端の女の人、数日後に会った時にわかったのだけれど、日本人で、私と先輩が日本語で話しているのを聞いていて懐かしいと思っていたそうです。

 

タンペレ到着 映画のシーンのようです。

 

ホテルまでの道筋でこんなものを見つけました。 フィンランドの蒸気機関車ってこんな形をしていたのだ。

 

ホテルです。 たくさん人がいている。

この辺りで、なぜフィンランドに来たのか説明しておかないと、後の行動を説明しにくい。

実は、前回書いたアメリカ、シカゴの帰りにU先生から、R大学に委託研修生として研究せよと言われてR大学に行っていたのです。 委託研修とは私の職場からR大学に研修させて下さいと願いを出して許可されてR大学のK教授の元に行っているのです。 そのためには私の職場の許可がいるのですが、上司や放射線科がの教授が応援してくれて行くことになって、研修費は私持ちで、月1回ぐらいR大学に行ってK教授と「道は混んでいたか?」などの雑談をする程度ですが、R大学の名前で発表したり論文を書かなければならない。 

学生では無いので、毎日行く必要はないのですが、きっちりとした委託研修員のカードがあるので学内に入るのや食堂はもちろん使えて、図書館も使える。  大学に行っていない私は珍しさもあって、なかなか面白かった。 50歳をすぎてからの大学の経験です。

 

その発表の舞台が「国際計測学科学会」で、この年はフィンランドのタンペレで開かれた。 と言うことで私はここで発表しなければならない。 同行の先輩も同じようにK先生の元で委託研修をしていたのですが発表のネタがないので、私を助けに?というか一緒に来てくれたのです。

 

そして、このホテルの前の人たちは世界中から来ている参加者で、今から歓迎パーティーがあるので出発を待っているのです。

ということで、タンペレに着いて、歓迎パーティーに向かいます。

つづく

 

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新レイアウトの製作 その25  背景

2023年06月21日 | レイアウト

背景です

以前のレイアウトの背景を使いますが、紙が破れたりしています。

 

取り敢えず色を塗りました。

 

背景には自分で写した写真を使います。 プリンターでプリントしたら、光っているのとこのまま使うと色褪せするので、一旦コンビニでカラーコピーをします。

 

カラーコピーをしたものを厚紙に貼って、切り抜いて。

 

バックの紙とレイアウトの間に置いて完成です。

 

こんな感じで、手書きのバックと写真とで少し不自然ですが、これで良しとします。 これだって、とても手間がかかったのでもうやり直すのは嫌。

 

つづく

 

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佐伯祐三 展

2023年06月20日 | 雑談

大阪中之島美術館

ここで、佐伯祐三展をやっていました。

 

有名な画家です。 大阪生まれで東京芸大かな、結婚後、夫婦と子供でパリに行って画家として頑張って、病気で日本に帰ってきてその後またパリに行って、向こうで亡くなった。 おん歳30歳で夭折という、短い人生でしたが、描いた絵の数がものすごい。 時には1日三枚描いたとか、油絵ですよ。 乾かないと思うんだけれど絵への執着はすごかった。 

若い姿なので、最近の人と思ったら大間違い、明治生まれで活躍したのは大正期。

 

この絵を見たら、見たことがあると思うでしょう。 パリの壁の絵が多い。

実は、この美術展、一部の絵以外は撮影可能なのです。 良いことです。

 

だから皆バンバン写真を撮っている。 そして小声で話すぐらいは許されるので、見にきている人たちもみんな楽しそうでした。 美術館によっては小さな声でも係員が飛んできて制止されるので、絵を見る楽しみが無くなりそうだ。

でも、ここは良い。

平日なので、爺いババアが多くて、皆さん疲れて座り込んだりして。私だって座り込んでいるのですが。

ものすごい絵の数です。 とても見切れないほどです。

パリだけではなく、日本の風景画もたくさんありました。 でも写真に撮ったのはやはりパリだ。

 

パリの地図で佐伯祐三が住んでいた地域が示されています。

 

この絵に住んでいたアパートが描かれているそうですが、地図と照らし合わせると、なんと私がパリに行った時に泊まった小さなホテルのあたりだ。 佐伯祐三が住んでいたそばに泊まったのだと思うと親しみが増してきました。 そこは今でもホテルとして営業しているとか。 

 

パリのホテル。窓から手を振っているのは私です。 きっとこんな建物に住んでいたんだ。

 

佐伯祐三の自画像。 描いた後に顔の部分を削り取った。 先日のぶらぶら美術館でも山田五郎さんが説明していましたね。

 

あまりにも有名な郵便局員の絵。 これもこの人が郵便を配達に来たのを奥さんが見つけて、モデルになってと頼んだとか五郎さんが言っていたように思う。

先ほども書いたように、すごい数の絵があって、それぞれ味があって心底楽しめました。

中之島美術館では6月25日までです。

無理をしてもゆくべし。

 

 

 

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