大阪中之島美術館
ここで、佐伯祐三展をやっていました。
有名な画家です。 大阪生まれで東京芸大かな、結婚後、夫婦と子供でパリに行って画家として頑張って、病気で日本に帰ってきてその後またパリに行って、向こうで亡くなった。 おん歳30歳で夭折という、短い人生でしたが、描いた絵の数がものすごい。 時には1日三枚描いたとか、油絵ですよ。 乾かないと思うんだけれど絵への執着はすごかった。
若い姿なので、最近の人と思ったら大間違い、明治生まれで活躍したのは大正期。
この絵を見たら、見たことがあると思うでしょう。 パリの壁の絵が多い。
実は、この美術展、一部の絵以外は撮影可能なのです。 良いことです。
だから皆バンバン写真を撮っている。 そして小声で話すぐらいは許されるので、見にきている人たちもみんな楽しそうでした。 美術館によっては小さな声でも係員が飛んできて制止されるので、絵を見る楽しみが無くなりそうだ。
でも、ここは良い。
平日なので、爺いババアが多くて、皆さん疲れて座り込んだりして。私だって座り込んでいるのですが。
ものすごい絵の数です。 とても見切れないほどです。
パリだけではなく、日本の風景画もたくさんありました。 でも写真に撮ったのはやはりパリだ。
パリの地図で佐伯祐三が住んでいた地域が示されています。
この絵に住んでいたアパートが描かれているそうですが、地図と照らし合わせると、なんと私がパリに行った時に泊まった小さなホテルのあたりだ。 佐伯祐三が住んでいたそばに泊まったのだと思うと親しみが増してきました。 そこは今でもホテルとして営業しているとか。
パリのホテル。窓から手を振っているのは私です。 きっとこんな建物に住んでいたんだ。
佐伯祐三の自画像。 描いた後に顔の部分を削り取った。 先日のぶらぶら美術館でも山田五郎さんが説明していましたね。
あまりにも有名な郵便局員の絵。 これもこの人が郵便を配達に来たのを奥さんが見つけて、モデルになってと頼んだとか五郎さんが言っていたように思う。
先ほども書いたように、すごい数の絵があって、それぞれ味があって心底楽しめました。
中之島美術館では6月25日までです。
無理をしてもゆくべし。