以前、設計料について掲載しました。
一般的な請負方式でも、
設計事務所に依頼する事によって、
建物の質(グレード)を上げながら、
全体のコスト削減になる事。
設計事務所へ依頼するメリットを紹介しました。
今回は、更にお施主さんに還元できる方法を紹介します。
それは、そう!
CM方式であります!
CMって?
そう!コマーシャルではありません!
CMとは、
コンストラクション・マネージメントの略です。
つまり、建設管理であります。
そのCM方式によって、
どのくらい還元できるのか?
これは我が事務所での見積、積算ベースで考えて、
少なくとも
設計料の3~4倍はお施主さんへ還元していると自負しております。
規模によっては、それ以上になるかもしれません!
それは、
今までのお施主さんが、
一番良く理解して頂いております。
あるお施主さんは、
ハウスメーカー、工務店、建設会社等と廻りに廻って
希望する建物の規模と予算に、納まるところを探していました。
ところが、なかなか見つからず、
我が事務所の完成見学会に来てくださったのです。
そして、
CM方式を採用する事によって、
夢に描いていたマイホームが、
現実の物となったのであります。
CMの詳細についたは、事務所のHPをご覧ください。
CM方式を解りやすく表現すれば、
自分の家は、自分で造る!
施工面の話しではありますが・・・。
誰かに造って貰うのではありません!
自分が主体(中心)なのであります。
一般的な工事(請負方式)には、
工事が終了すると必ず引渡しがあります。
しかし、
CM方式には引渡しはありません!
なぜなら、CM方式は、
分離発注であり、直営工事だからであります!
最初から最後の完成まで、
自分の工事なのです!
よって、
出来る限りお施主さんには、
現場に来て頂いております。
ある意味、現場での様子、
施工の様子を隅々まで知って頂く事によって、
良い所も、悪いところも(悪い所はあっては困りますが・・・)
全ての現場の状況を、
お施主さんの目で確かめて頂いております。
それが、
納得が出来また安心を生むのではないでしょうか・・・。
完成検査を行い、
目に見える表面的な部分は大変きれいに仕上げます。
それはそれで、
大変結構ですけれども、
でも、本当はここまで来る過程の方が、
大事ではないでしょうか!
なので、
我が事務所では、
どんどん現場に来てもらう事を進めています!
お施主さんも大変ですが、
最終的には喜んで頂いております。
お施主さんと我が事務所と職人さん達と、
本当に良く検討協議します。
職人さん方は、時折閉口しますが、
でも、最後はお施主さんの為だといって、
良くしてくれます。
大変職人さんとの関わりが多いシステムであります。
でも、
その分お施主さんの建築に対する知識は、
相当上がります。
最後は、セミプロのような、
ともすると、プロより上手になります。
本当に、
現場での出来上がっていく様子を、
満喫して頂いております。
ただし、メリットばかりではありません!
請負方式では、
瑕疵担保の保証期間が10年が義務化になり、
保証があります。
しかし
直営工事(CM方式)では、
瑕疵担保の保証制度に該当しません!
この事は、先日地方事務所の建築課の課長さんと担当者が、
設計事務所の検査に来た時にも、
課長さん担当者に伺い、
先に述べたような対応になるそうです。
保証を付けたい場合は、
従来の請負方式を進めますが、
それ以上のメリットが、
CM方式にはあると想います。
今回は以上です。
次回は、
CM方式のコスト調整について述べます!