うみうし通信No.111が、2週間ほど前に届いた。
今回のトップ記事は九州大学 山崎博史先生の「砂の隙間に暮らす動物たち -多様性の宝庫、メイオベントス- 」。
ちょうど・・日本ベントス学会編「ベントスの多様性に学ぶ・・海岸動物の生態学入門」を図書館で借りていて、タイムリーなテーマだった。
メイオベントスは、山崎先生のHPをご覧ください・・
(乱暴に言うと、ちょうど目に見えないくらいの小さな水生底生生物でしょうか・・?)
うみうし通信の文中に、メイオベントスについてもっと知りたい方のために・・と参考文献が紹介されており・・
その中の、ほぼ唯一の日本語の本・・伊藤立則(1985)砂のすきまの生きものたち、海鳴社、を図書館で借りて読んだ。
経年からか、カバーもついていなかったけど・・見たこともない生き物の詳細について、まとめられていた凄い本だった。
波による酸素の供給、砂の動き、砂粒が小さくなることによる酸素条件の極端な悪化等に影響される等々・・
やっぱりそうか・・と感じる部分もあったけど・・正直、あかん・・自分にはわからんの方が強かった。
今は亡きマラドーナが伝説のゴールを決めた1986年メキシコワールドカップよりも古く、出版から36年。
執筆時点からは40年と思われるものの・・・未だにこの分野での第一級の教科書とされることからも、
成果の難しい研究分野だということは理解できた。
海に流れ込む鉄分やリン等の栄養と太陽の光から、植物プランクトンが増え、それを動物プランクトンが食べ、
さらに大きな動物プランクトンが食べてと、順に大きな魚や人を支えるまでの食物を生み出していると教えられてきた・・
一番根本がオカシイというところも、やっぱりそうかと思えるだけの説得力があった。
で・・そのオカシイとされる、DOM(とても小さな溶存有機物)と細菌について・・・更に本を借りてきた。
ここまでの内容も整理できてない自分には、日本語でかかれているのにページをめくれない系の・・・
残念ながら、とりあえず眺めるだけは、見てみようというものになってしまった・・
うみうし通信への加入からほぼ1年、名古屋港片隅の観察もほぼ同じ程度。
未だ身近な海で遊べるようになる道筋は皆目見当もつかない。
自分は干潟に対してただの侵入者&ハカイダーのまま。。
お金をかけずに、よくなる方向に向かうことを見つけられないか?
ちゃちゃちゃっと、ありあわせのものでよくできることはないか?
一人で続けられないか?
何かできることがないかの模索の道も・・まだまだ何とも言えない状況のままです。
で・・気分転換に、トンボを撮りに行った。
シオカラトンボ・・写真を撮ったのは、いったい何枚目だろうか・・?
(人生で写真を撮った回数の上位に入ることだけは間違いない(笑))
トンボには不思議な魅力を感じる。
トンボを撮っていたら、ハシボソガラスが400mmでフレームアウトするほど近くに来た。
小石を大量に加えている・・???
順番待ちで・・
小石をついばんでいた・・??
コガタスズメバチか・・?
これは・・メダカ? (カダヤシじゃないように感じる・・)
竹林や・・
ヤマボウシの実・・
水浴びスズメを堪能して、図書館に非難。
3年前に借りて、(良い印象だけ残っていた)中身はすっかり忘れた「シロアリ」、
南極のペンギンや、データロギングで有名な国立極地研究所の渡辺祐基先生「それでもがんばる! どんまいなペンギン図鑑」等を借りた。
帰宅後、すぐに読み終えた。
ペンギンの漢字「片吟鳥」なんて、考えたこともなかった。。
「どんまいな」視点で、ペンギン図鑑をつくるなんて、想像を絶する調査・体験等があってこそなんだなぁと、
凄い人たちの簡単に語る能力に、改めて心を洗われた。
ちなみに「このどんまいなペンギン図鑑」値段は900円+消費税と激安です。素晴らしい!!
デカイ4L-5Lと書かれたスイカを食べた。
以上、本日も(ぐたぐたなブログを)ご覧いただき、大変にありがとうございました。