今年もインフルエンザの季節がやってきました。一般的に、インフルエンザウイルスは温度、湿度に弱いと言われています。
人間以外でも、昨今、韓国での口蹄疫、宮崎県の鳥インフルエンザによる被害が取りざたされています。 なぜ、韓国で、宮崎県で、感染するのかとは思っていますが、・・・。
既報で記載しましたエアロゾル成分のひとつであるインフルエンザウィルス対策*1に係る解りやすい記載を調べました。 当面は自分の健康を維持します。
*1 工業分野では紫外線、オゾン、アルコール、次亜塩素酸などによる殺菌を実施
今年のインフルエンザ対策によれば、(一部割愛しました。) http://www.wakando.jp/kaze3.htm
出典:オムロン 健康作り講座
「インフルエンザの予防に最も有効な対策はワクチンの接種です。インフルエンザが流行ってからではワクチンの製造、検定に時間がかかるので間に合いません。 その年の冬にどんなタイプのインフルエンザが流行するかは、夏の終わり頃に中国奥地の家畜のウイルスを調べて推定し、流行期に間に合うようにワクチンの製造をするわけです。・・・
インフルエンザはなぜ冬に流行するのでしょう。逆になぜ春になるとおさまり、夏は全く発生をみないのはなぜなのでしょう。
インフルエンザウイルスの性質を詳しく研究した論文が38年も前に発表されています。それによると、インフルエンザウイルスは患者の鼻汁や痰にひそんでいて、クシャミや咳と共に空中に飛び出します。一般にウイルスは生きた細胞の中でしか生存できませんが、鼻汁や痰の小粒子ににひそんで空気中を浮遊している・・・インフルエンザウイルスは、温度が低い程、湿度が低い程長時間生存し、感染する力を保持しています。
すなわち室温21~24℃、湿度50%以上では6時間後の生存率は3~5%であったのに対し、湿度を20%にすると生存率は60%になりました。室温7~8℃の低温では、湿度50%以上では6時間後の生存率は35~42%でしたが、湿度22~25%では63%でした。室温を32℃の高温にすると湿度50%での6時間後の生存はゼロでした。室温32℃で湿度20%では生存率は17%でした。・・・流行期には高温多湿を維持するとよいことになりますが、外との温度差があまり大きいのはよくありません。むしろ湿度を高く保つ方が実際的でしょう。・・・成層圏を飛ぶ航空機はほとんど湿度ゼロの外気を取り入れて加圧して客室に供給していますので、ノドが弱い人はマスク着用がおすすめです。加湿器は手入れが悪いとカビが生えるので要注意です。・・・」
⇒日常生活での加湿器の利用には注意が必要なことが、わかりました。
温度、絶対湿度(水蒸気量)とウィルス生存率との関係をプロットするとどうなっているか?