凸っちゃおっかなー

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エビデンスってどこにあるの?

2018-11-26 18:46:41 | 日記
小坪氏が、2009年時点の神社仏閣の被害を指した「と言われる」グーグルマップを指してこのように言っている。



このようなまとめ資料を作ってくださった方がどこのどなたかわからない。
大変な作業だったと思う。
ありがとうございます。

これは2009年までの寺社・仏閣・文化財の放火・盗難・破壊などの被害を、
ニュースソースにリンクさせgooglemapの機能を用いて地図上に図示化したものです。



いつ、どこの誰が、なんの資料をもとに作ったのかもわからない資料だ。
小坪氏は、ネット上から引っ張ってきたものと思われる。
この資料のどこに「エビデンス」があるんだろうか。


だいたいね、タイトルがおかしい。
「寺社関連の放火・盗難・破壊」 ですよ。
他って何か、小坪氏は検証したの?



例えばねこのマップの中には、こんな記載もあるんです。
金藏寺墓苑@京都市東山区

説明

[09/09/06] 
▼京都 龍馬の結婚式場跡に石碑 
幕末の志士・坂本龍馬と妻のお龍が結婚式をあげたとされる京都市内の場所に記念の石碑が建てられ、6日除幕式が行われました。この石碑は、坂本龍馬を研究しているNPO法人「京都龍馬会」が京都市東山区の金蔵寺の跡地に建てました。6日は関係者およそ50人が参列して除幕式が行われました。「京都龍馬会」によりますと、龍馬の妻のお龍は明治時代後期の雑誌の中で、「金蔵寺の本堂で龍馬と結婚式をあげた」と話しているということです。




これって、被害なの?



あきらかに、行事の飛び火で小屋に火がついた、なんてのも書いてあります。

霜神社@熊本県阿蘇市

[09/09/26]
▼「火焚き神事」で社殿が全焼…阿蘇の霜神社
 26日午後0時15分頃、熊本県阿蘇市役犬原(やくいんばる)、霜神社の火焚(ひたき)殿から 出火、木造平屋約60平方メートルを全焼した。けが人はなかった。 
 霜神社は、国指定重要無形民俗文化財「阿蘇の農耕祭事」の一つ「火焚き神事」を行うことで 知られる。火焚き神事は毎年8月19日~10月16日、火焚殿の中で火を燃やし続け、煙をご神体にあてて農作物の霜よけを願う祭事で、2千数百年前から行われていたと地元では 言い伝えられている。今年も行われ、地元の住民が交代で火を絶やさぬよう見守っていた。
 県警阿蘇署の発表などによると、火焚殿内には出火当時、当番の女性2人(いずれも70歳代)が、火を燃やしていた場所とは少し離れた部屋にいた。出火に気付いた時には建物内から炎が上がっていたという。
 神社には本殿、火焚殿、御仮屋(おかりや)があり、神事用の火は火焚殿の隣の御仮屋で引き続き燃やす。地元区長の男性(68)は「大切な火焚殿が燃えたのは残念だが、長く続いてきた神事を絶やすわけにはいかない」と話していた。




その上、小坪氏は、こんな書き方もしている。


<外国人め!!!この野郎!>
と騒ぐのは簡単ですが、それだけで済ませて頂きたくない。
「この野郎!」と騒いで発散して、終わりにして頂きたくない。



つまり、仏像盗難等の犯人が外国人だと決めつけているわけです。
おかしくないですか?
仏像の盗難なんて、ずいぶん昔からあったことです。
古物商なんてのがありますからね。
それを、外国人のせいにするのはおかしいでしょう?
その上、賽銭泥棒なんてするのは日本人のほうが多い。


この資料、古すぎる上に、証拠として載せるには、あまりにもお粗末なものだ。
ネットの情報は便利だけど、もうちょっと自分で調べたほうがいい。
でなければ、記事のアドレス通り「祟られる」ことになる。