大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

NAFTA再交渉で米、自動車メーカーに15ドルの最低賃金を求める

2018年03月31日 | 日記

 2018年3月30日(金)のロイターは、現在おこなわれているNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉で、アメリカが自動車メーカーに15ドルの最低賃金を求めていると伝えた。

 NAFTAの再交渉でアメリカは域内で関税なしに輸出できる自動車について、現地生産比率を現在の62.5%から85%に引き上げることを求めている。

 今回、ロイターは、アメリカはさらに輸出される自動車の一定比率の部品について時給15ドル以上の労働者で生産されていることを要求していると伝えている。

 ロイターは生産比率や時給水準については流動的としながらも、低賃金に依存するメキシコの自動車産業への影響は大きいだろうと述べている。



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