京都にきて12年目にしてはじめて東華菜館(とうかさいかん)に行くことができた。
東華菜館は高野悦子さんの『二十歳の原点』が映画化されたとき、アルバイト先として使われた場所(実際に働いていたのは京都国際ホテル)。
実は、私は高校生のとき小説家をめざしていて(その前は漫画家をめざしていたw)、学校をさぼって映画館にいったり、授業を無視して小説を読みふけったりしていた。
おかげで成績はぱっとしなかったが、高校時代(1980-83年)に山のように小説を読み、大好きだったドストエフスキーの小説もほぼ読み終えることができた(そのあと、とくに何かの役に立ったという記憶はないが)。
そして高校時代か浪人時代に『二十歳の原点』にであい、私の中でいつしか立命館といえば高野悦子さんという図式ができあがった(今、高野悦子さんの名前を知っている立命館の学生はほぼいない)。
そんなことがあったので、京都に来てからいつか映画にでてきた東華菜館に行ってみたいと思っていたが、ようやくそれを実現できた。
夜景がきれいで、料理もおいしかったので再訪したい。