大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

ドイツ上院、eスクーターの公道使用を認める法案を可決

2019年05月22日 | 日記

 2019年5月20日(月)、ドイツの上院は公道でeスクーター(電動キックボード)を使用することを認める法案を採択した。

 eスクーターは、充電して自走するキックボード。日本でもアマゾンで3万円ぐらいで買うことができる。

 アメリカではこのeスクーターを使ったシェア・ビジネスが大きな注目を集めており、その代表格であるLime(ウーバーやグーグルが出資)Bird(フォードなどが出資)はIPO(株公開)すれば時価総額が2,000億円をこえるといわれている。

 オートモーティブ・ニュースによれば、今回、ドイツ上院は車道および自転車道路について、時速20キロ以下のeスクーターの使用を認める法案を可決した。利用者は14歳以上にかぎられるが免許は不要。

 現在、ドイツではFlash社がeスクーターの提供をおこなっているが、今回の法制化をうけ、スウェーデンのVoiテクノロジー社もドイツへの参入を表明した

 このほかVWも、先日のオートショーでCityskater(シティー・スケーター)というeスクーターを発表しており、その動向が注目される。

 ちなみに日本ではeスクーターで公道を走ることは許されていない。

 

日本では買えない最先端のものが多い:eスクーター (2018/11/25)