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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

静岡 掛川 いも汁 掛川城下 お正月 2014年

 

お正月の穏やかな日、静岡の掛川城下をぶら~りとしてきました。

義父と裏山から取った竹で作った、自家製門松。

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まずは、掛川の郷土料理「掛川いも汁」をご賞味。

 

※自然薯(じねんじょ)の薄皮をむかずに

おろし金ですり、「すりこぎ」で

なめらかになるまで根気よくすります。

お母さんや子ども達がすり鉢を押さえ

お父さんが家族のために自然薯をする…

そんな光景と共に受け継がれてきた郷土料理です。

 

 

※鯖を水から煮出した「鯖だし」を

味噌仕立てにするのが掛川流。

味噌汁でもOK

すり上げて濃厚な粘りが出てきた自然薯に

鯖だしを足しながら伸ばしつつ

切り身もすりつぶして加えることで

さらにコクが増していきます。

 

 

※自然薯は丹念にすったぶんだけ、ふんわりと艶やかに光り。

 鯖の旨みたっぷりに仕上がったいも汁は、粘りと光沢がまるでお餅のようです。

 

 

※掛川流の味わい方は、まずはすするようにして香りと喉ごしを楽しみます。

 また、麦飯に豪快にかけてもいいし、

 酒の肴として、すり下ろしたままの自然薯を、刺身にかけて食すのも旨い。

好物です。冬の季節に食べられる楽しみな料理です。

 

 

亡き義父が大晦日、大すり鉢をすりこぎでする姿を思い出されます。

 

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庭には、お正月頃から咲き出す「蝋細工のような、梅に似た花」、「蝋梅」(ろうばい)。

 

寒さや霜から身を守るために蝋細工状の花肌? 花の少ない季節に咲く、うれしい花です。

 

い~い香りがします。

 

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カメラを持って、掛川城の裏から上がっていきます。

当時の石垣でしょうか、風情があります。

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お城を右に見ながら左に折れ、「掛川古城跡・龍華院大猷院霊屋」に向かいます。

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坂道を登ると3代将軍徳川家光の霊廟が建立されている龍華院大猷院霊屋(りゅうげいん たいゆういん おたまや)が見えてきます。

 

現存する建物は、180年以上も前に再建された、きらびやかな極彩色の宝形造(ほうぎょうづくり)です。

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掛川古城は、子角山(ねずみやま)に位置し、現在、掛川古城の遺構の多くは消滅してしまいましたが、子角山公園をはさむ位置に空堀の遺構が残っています。

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地面を見ると「もみじの枯れ葉」でいっぱい、12月初旬の紅葉時は綺麗でしようね。

きた道を戻りお城を左に見ながら、右にある「竹の丸」に向かいます。

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行軍ラッパの音が聞こえてきます。 

音の方に行ってみます。

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なんと、「掛川消防署の出初式」を執り行っています。

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ボクも演台に乗って「ニッコリ敬礼!!」

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逆川に向かって放水です。

 

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お城のまわりを歩いてみます。

「二の丸茶室」でお茶会が優雅に。

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威風堂々の掛川城天守閣、歴史をひもとくと 室町時代には、駿河の今川氏が遠江の進出を狙い、家臣の朝比奈氏に命じて築城させたのが掛川城のはじまりです。

 

戦国時代には、山内一豊が城主として10年間在城。一豊は大規模な城郭修築を行い、天守閣、大手門を建設し、城下町の整備や大井川の治水工事などに力を注ぎ、高知城は掛川城を模して作られたとも伝えられています。

 

現在の掛川城は、平成6年4月に「東海の名城」と呼ばれた美しさそのままに、日本初の「本格木造天守閣」として復元されました。   きれいなお城です。

このお城の復元費用は11億円、掛川市民から寄付されたものです。

 

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逆川にかかる「みどり橋」を渡り、観光物産センター「こだわりっぱ」に行きます。

 

ここは、御殿場の時之栖の運営です。

1階売店には、掛川特産の葛湯(くずゆ)や 掛川茶、お茶のお菓子、時之栖のバウムクーヘンやウィンナーがあります。

掛川茶のおすすめは、「※茶草場農法」味と香りが高い深蒸し掛川茶です。」   

(※茶草場から刈り取ったススキやササなどを、茶畑の間に敷き詰める農法です。)

 

ソフトクリームのおすすめは、石臼でひかれた「掛川の深蒸し茶」のパウダーを、ソフトクリームに好きなだけトッピング。

 

挽きたてのお茶の新鮮な香りはいいですよ。

 

2階のレストランは「お千代さんの手料理処」 窓越しに掛川城を眺めながら、食事がいただけます。

 

掛川名物とろろ定食や「しぞ~かおでん」。

 

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城下町をぶらぶら歩いてみます。

そういえば、昭和60年頃食べた「木レンガ」のお菓子のお店を探してみます。

いまだに持っている、当時の包装紙類を見てみます。

 

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ありました、駅寄りに。「榊屋(さかきや)」さんです。

窓越しに木レンガが見えます。

入ってみると あれ、この「紫蘇巻」も見たことが、これも買い求めてみます。

歴史を調べると明治初年に森町で創業した菓子屋さん。

創業当初から作っていたという「紫蘇巻」は、餡入りの薄い求肥を砂糖漬けにした青紫蘇の葉で包んだ菓子で、明治30年、皇族の小松宮に献上した際、「梅衣」の名を賜り、戦後に掛川に移転し現在は五代目だそうです。

 

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結婚する前つれあいと通った。

水出しサイフォンで有名な喫茶店「ウオコー」を探してみます。

昔を思い出し……水出しコーヒーをいただきます。

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看板を見ると創業大正14年。 歴史がある店とは知りませんでした。

氷水で抽出するダッチコール(アイスコーヒー) 久しぶりに飲んでみましょうか。

 

 

宿場通りを歩いていると、青い看板が目立つパン屋さん「モンプチ」発見。

青の色が鮮やかです。入るとミニパンでいっぱい。 女性スタッフがコツコツと作っています。

アンパン・りんごパンほかいろいろ買ってみることにしましょ。

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てくてくと歩を進めると山内一豊公ゆかりの神域「龍尾神社」。

参拝しましょ 参道の階段が急です。 

階段の途中になんと手水舎(ちょうずや)が、一息つくのにいい場所です。

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豊かな自然と緑の杜に包まれた荘厳な神域の中で、手をあわせます。

 

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掛川の町 歩くと新たな発見が 今度は東海道の掛川宿を歩いてみましょ

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