"ちょっと外から見た日本"

今、スペインに住んでいます。
大好きな日本のこと、
外からの視点で触れて見たいと思います。

“プアなイノベーションより、優れたイミテーションを”

2011-10-28 03:56:56 | 日記

致知出版社の「人間力メルマガ」よりです。

(転載開始)
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       致知出版社の「人間力メルマガ」

       【2011/10/27】 致知出版社編集部 発行
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   このメールマガジンでは、
   人間学を学ぶ月刊誌『致知』より
   そのエッセンスの一部をご紹介しています。

       * *

   現在発行中の『致知』11月号では、
   35万部を超えるベストセラーとなった
   『働く君に贈る25の言葉』の著者・
   佐々木常夫氏の20代当時のお話をご紹介しております。
   
   本日はその記事の中から一部をお届けいたします。


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      「プアなイノベーションより、
       優れたイミテーションを」
       
       
        佐々木常夫(東レ経営研究所特別顧問) 
        
              『致知』2011年11月号
               連載「20代をどう生きるか」より
       
http://www.chichi.co.jp/monthly/201111_pickup.html#pick6


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二十代という年代は知識も知恵も不足しているため、
いろいろな回り道をし、時間をロスしてしまいがちです。

ただ、私のように失敗を重ねてきた人間は、
次は失敗をしないようにと心掛けるため、
三十代に入るとそれほど失敗をしなくなります。

そして管理職になって人を使うようになると、
そこで人間は飛躍的に成長していくものだと感じています。

自分自身を振り返って最も成長したと思われるのは
三十代後半から四十代にかけてでしたが、
本当は二十代の時にもっと伸びなければいけないと考えています。

そしてそのためには二十代の時に
どんな人が周りにいたかが重要になってくる。

しかし会社の中では皆、自分自身の仕事に追われているため、
メンターとなってくれるような人はほとんどいません。

従ってその年代には、この人ならと思える人を自ら探しに行き、
私を指導してくださいとお願いをすればよいでしょう。

当時の私が行わなかったのはその点で、
せっかく優秀な人がたくさん周りにいたのだから、
その人たちに教えを請うようにしていれば、
もう少しよい二十代が過ごせたのではないかと反省しています。


また、仕事を早く覚えるための秘訣は、
優れた人のやり方を真似るということです。

尊敬する上司が朝何時に出社するのか、
お客様とどう接しているのか、
どんな電話のかけ方をしているのか、等々。

私はよく


「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」


と述べていますが、一般的な会社の仕事で、
創造性を求められる仕事はほとんどありません。
従って、優れた仕事をしている上司や先輩のやり方を
注意深く観察し、どんどん真似ていけばよいのです。
http://www.chichi.co.jp/monthly/201111_pickup.html#pick6


(転載以上)
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東レグループの佐々木常夫さんのお話は先程も入れさせて頂きました。


“「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」”


なるほどと思う、分かり易い言葉です。


“仕事を早く覚えるための秘訣は、
優れた人のやり方を真似るということです。”


職人さんや、ゴルフなんかのスポーツでもそうですが、昔かたぎの方々は、なかなかやり方を教えてくれません。

でも、そのような方々にこそ、学ぶべき本物の技術、やり方があるのですよね。

だから、よく“ワザを盗め”と言いますよね。



所詮、まだまだ経験も少ない身、やはり自分が、この方は素晴らしいな、こうありたいな、と思う人を見つけて、それをまねていくというのは、どんなことにも共通する最初の一歩なのでしょう。

そうやって人のやり方をまねて一生懸命やっているうちに、少しづつ経験を積み、前進して行って、

ある日、自分だったらこうするのになあ、と思うことが出てくる。

そして、実際にそれをやって見る。

そこまで行ったら、もう、しめたものですね