魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

◆◆【我「老子」の私見を綴る】◆◆韜光第七

2012-04-09 22:04:08 | 学問
                                                                    韜光第七

天長地久。天地所以能長且久者、以其不自生。故能長生。是以聖人、後其身而身先、外其身而身存。非以其無私邪。故能成其私。

永久に変わらない。天地がよく長く久しくある所以は、其れ自ら生きざるを以ってある。此処に聖人を以って、その身を後にして身先んじ、その身を外にして身存す。其れ以って私心あらざる。故によく其の私を成す。

永久に変わらず不変にある。宇宙万象の法則が永遠のものであるとの所以は、其れ自ら発生したもので無いからである。処が聖人は、世の行方をじっと見ながら後追いし、或いは人を先導し、自らは傍観者として身を置いている。そうでなければ邪な私心が生まれる。故に私を通せるのだ。続く。


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