例えば、出生率が低いのは、何時迄も遠に陳腐化した仕組みと価値観を後生大事に持ち続けて居るからだ。「改革だ!」、「発展だ!」と目新しい進歩に勤しんでも、所詮最早陳腐化した仕組みに捉われた中での茂垣であり、其の進歩で齎されるのは、大抵の場合新たな困難を生じさせるのだ。
車に乗って巷を眺めれば、路上には車が隙間無く走り、路の両側は新しい高層のビルが建ち並んで居る。
経済の目的は「無駄」を省き徹底した「効率効率化」を目指すものでは無く、寧ろ「無駄」や「非効率化」は、人間社会の「余裕」ではないのか?
驚異的な生産力を齎した現代科学技術を手に入れた人が、資本主義金融経済に縛られ、態々生活に苦しむ人々を造り出して居るのだ。
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